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ハード面とソフト面の学校の働き方改革(働きがい改革)
いつも読んでいただきありがとうございます!今日は私が実際に学校で行ったことと、大切にしている働き方改革についてまとめました!時間の使い方や仕事の仕組つくりについて興味がある方にぜひ読んでもらえるとうれしいです!
まず、教員働き方改革が騒がれるようになった要因を話します。
・週平均労働時間→62時間56分
・月時間外労働→約97時間
※2021年日本教職員組合調べ
教員の実質時間外勤務が非常に多いことがわかります。さらに次の表です。
![](https://assets.st-note.com/img/1694931381783-3bWCS7pcIR.png?width=1200)
授業以外に様々な業務を行っていることが浮き彫りになっています。
このような問題を解決するためにハード面とソフト面でのアプローチが重要です。
ハード面のアプローチ
私が勤めている学校で実際に行ったことを紹介します。
「企画会の廃止、下校時間を15分早める、アプリ活用」です。
企画会を廃止し、校務支援ツールを用いて職員会議資料を全職員に事前周知し、意見を集約するようにしました。日課表を工夫し、下校時間を15分早めることで放課後の時間を確保しました。欠席児童への時間割の連絡をアプリで行うようにしました。
まず時間がかかっているという点に着目して、減らせる部分はまず実行しました。実際によい効果も表れてきています。
ソフト面のアプローチ
「教職員の強みや今後の成長を期待して仕事ができる環境づくりを行う」
面談で各教職員の今年度取り組みたいことをヒアリングしています。さらに期待していることを伝えています。それを踏まえて教職員委員会からの仕事や校内での仕事を意図的に割り振るようにしました。さらに、興味関心がありそうな勉強会の紹介を積極的におこなっています。
そして、いつでも話を聞ける環境を整えています。管理職がいつも上機嫌でいて、相談や考えを聞くことができるようにする。さらに教職員のチャレンジを応援できるようにします。正に※心理的安全性の確保です。心理的安全性が保たれると組織や個人にとってよい成果につながることが分かっています。
心理的安全性
チーム内で発言や指摘をしても(それが的外れな意見であっても)他メンバーに拒絶や非難される不安なく、安心して意見を発せれる状態を指し、人間関係の悪化を招くことがない安心感が共有されていることになります。単に仲良しチームを作るものではなく、チームが目的達成のために安心して活発に意見交換ができる、という概念です。
※https://hr.nttls.co.jp/column/sp/ps.htmlより引用
教職員が働きがいをもって仕事ができるソフト面でのフォローが大切です。
組織や個人が生き生きと働くためには、ハード面とソフト面の両面でのアプローチが大切です。私の感覚としては、ソフト面(働きがい)を見つける、または保障するためにハード面でのアプローチをしています。
いくらハード面だけでフォローを入れても、仕事に楽しさがなければ、質が下がります。仕事に楽しさがあることで本当の働き方改革になるのだろうと考えています。
※組織マネジメントや実際の取組について知りたい場合は、遠慮なくお尋ねください!