見出し画像

『担任1年目 人間関係がうまくいく84の方法』

2021年度に「心の病」で1ヵ月以上休んだ公立学校の教員は、前年度比15.2%増の10,944人。初めて1万人を超えました。大きな要因となっているのは「多忙さ」以上に「人間関係」だということをよく聞きます。
学生から社会へ出て教師となるハードルをうまく越えられず、体調を崩すなどで教職を諦め、早期に休職、あるいは退職してしまう人も多いようです。
 
教師をめざす若者たちにこのハードルをうまく越えてほしい、教職に軟着陸してほしい、そのために何か一助となることができないだろうか、このような願いのもとに本書は企画されました。
 
担任1年目を乗り越えたちょっと先輩の教師21名からあなたに向けて、
 1.「保護者との関係」
 2.「同僚との関係」
 3.「上司との関係」
 4.「子どもとの関係」
の4つの人間関係について、「これだけは知っていてほしい」「こんな方法がある」「自分はこうやって乗り越えた」「こうしてみてはどうだろう」という提案、あるいは「私はこれで失敗した」「これをやってはいけない」というような失敗談を含め、経験を踏まえたアドバイスとエールをいただきました。
 
4つの人間関係それぞれについて21本ずつ、教師としての毎日の生活をしっかりとしたものにしていく方法論が全部で84、詰まっています。ざっと読んでみて自分に合いそうな方法を選んで、明日からの仕事に活かしてみてください。
 
戦略・戦術がわかれば戦い方も見えてきます。
きっと昨日より前向きになれるはずです。
                        本書「はじめに」より

●21人の先輩達からのアドバイス●

1 保護者との関係がうまくいく21の方法

・先生の話は、あと出しじゃんけんでするのが安心安全
・保護者の信頼を得るには子どもの信頼を得ることが一番の近道
・保護者はあなたの最大の理解者。まずは自分を知ってもらおう!
・出会いで勝負を決める!
・子どものよいところを意図的に伝えるべし
・保護者とは積極的に電話連絡を図るべし
・学級のことを発信しよう
・なんでもオーケーをしない
・子どもを大切にすることが何より
・保護者はパートナーだと思うべし
・まずは互いに知ることから始めよう
・信頼感を得るために……
・対話を大切に
・私が意識する保護者との関係づくり「ともに」「具体的に」
・感謝を想像する
・批判を恐れず、保護者と一緒に考えられる関係を
・一日一人、子どものよかったことを共有する!
・子どもを「一緒に」育てる関係を
・保護者と「この子」のこれまでを尊重しよう
・リスペクトの気持ちを大事に
・保護者懇談会で保護者も子どもも先生もハッピーに

2 上司との関係がととのう21の方法

・たいへんなときもそうでないときも、声に出してアピールを
・わからないことがあって当然、困ったときには素直に頼ろう
・迷ったとき、分からないとき、すぐにSOSのサイン、出せますか?
・聞いてくる後輩ほどかわいいもの
・やりたいことをやるために意思決定の道筋を見極める
・上司にはどんどん教えを請うべし
・ザッソウ(雑談と相談)を繰り返す
・何があってもまずは相談
・いつでも、なんでも聞いて
・立場と視点の違いを理解したうえで、信頼を築く
・なぜ?をたくさん聞き合おう
・教師本能をくすぐれ!
・〝気〟を遣わず〝心〟を遣う
・「聞くこと」「真似をすること」「信用すること」「見つけること」
・その立場にしか見えないことがある
・指導はしっかりと受け止める
・なるべく多くのことを質問する!
・等身大の自分を見せる、伝える
・レベルアップの合い言葉は「イエス」
・価値観が違うことからスタートする
・校長先生、教頭先生って何をしている人だと思いますか?

3 同僚との関係がひろがる21の方法

・机と向き合っているだけが先生の仕事じゃないということ
・自分の力を過信するべからず。謙虚に学び続けよう
・些細なことでも同僚と会話や相談ができていますか?
・あなたこそが職場の主人公
・待つのではなく自分から行動すべし
・同僚には挨拶を必ずすべし
・愛嬌と人のために貢献する力
・とにかく遠慮をしないこと
・すべての出会いを大切に
・先輩だけど「同僚」。主な仕事内容は同じなのだから
・つながりをさまざまな場所に
・話のネタが落ちている場所
・ワクワクを一緒に!
・仲のよい同僚がいなかった私が一期一会の出会いを大切にしたら
・小さな行動の積み重ね
・自分からコミュニケーションをとろう
・それぞれの得意分野を知り、毎日一人以上、他学年と話す!
・職員室のつくり手になる
・同僚からは謙虚に学ぶ
・得意を活かしてひろがる関係へ
・なおとくんとなっちゃんの三つの「くれる」

4 子どもとの関係がしっかりできる21の方法

・子どもは何が楽しくて遊んでいるのでしょうか
・とにかく子どもに対して誠実な教員でいよう
・生徒の成長に寄り添えるってすばらしい職業じゃないですか?
・子どもの話を聴く人に
・理想ではなく目の前の子と向き合うべし
・よりよい集団を育てるべし
・教師の問いを磨く
・何より授業が一番大事
・全員が同じ方向を向く船に乗る
・誠実に本気で向き合う!ただし底は見せない
・信頼をすべての土台に
・自分らしさのある〝先生〟
・常にアップデート‼
・子どもと接するときに大切にしている三つのこと
・見る、伝える、時間をかける
・スタートは子どものよいところを見付けて褒める
・放課後に毎日、だれとしゃべったかを記録する!
・考え続けること
・子どもでも…ひとりの人間同士
・子どもの好き・自分の好きを基盤に
・教師として大切にしていることはどんなことですか?

小社オンラインショップはこちら↓


いいなと思ったら応援しよう!