高学年児童がなぜか言うことをきいてしまう教師の言葉かけ 丸岡慎弥先生
(この本は、過去の自分に手渡したい!)思わず心内語が出てきました!
初任時代、私は高学年児童を受け持った時に、いいクラスと言われた学級で、様々な失敗を起こしてしまいました。その過去の自分に対して、予防線として本書を送りたいです。
そして、
「言葉かけ一つだけでいいんだ!」
今の私から強くメッセージを与えてあげたいです。
コミュニケーションは回数が命。
本書にも記載されています。
日々の言葉かけはコミュニケーションの一環として、多くの児童にすべきです。
ただ他愛もないことを話しかけることも重要。
しかし、ただ話をするだけでは、自分のメッセージを届けることは難しいですね。
そこで、
子どもの心をグッとつかむ指導法が必要になります!
高学年児童は感受性が高くなってるからこそ、
言葉かけに敏感になってきます。
ただ声をかけるだけでは、なかなか良くなっては行きませんね。
(初任時代の自分に言ってあげたいです)
また、学級は様々な児童が在籍しています。
男子、女子を含め、性格や行動も違います。
児童の特性に合った声掛けのアプローチが、本書の中に多くありました。勉強になった一つです。
例えば、高学年の女子と関係を気付くには?
おびえがある児童に対してどうしたらいい?
やんちゃな児童を味方につけるには?
などです!
言葉かけの本として本書のタイトルがありますが、学級経営に必要な要素もふんだんに盛り込まれています。
私は、本書を通して、
①学級でどの児童も落ち着いて生活する。
②学習規律を整えて勉強する。
③児童の人間関係が良くなる。
④楽しく頑張ろうと思える学校になる。
こんな姿に変わって行くのではなかろうか?
と思っております。
本書のことについて書いている自分が大変勉強になりました。
最後までご一読くださり、ありがとうございました。