3月と4月についてのはなし

私は、この時期がとても苦手だ。

まず、環境の変化が著しいから。入学卒業進級などなどなど。自分を含めて、なんとなく空気がそわそわしているのが分かる。友達を作ろうとする若者、年度の終わりと始まりに辟易している大人達。花粉症もこの辺の時期だな。落ち着きが欠落しているのよね。

花見なんて昼間に行くな、夜桜を楽しめ。

卒業式も入学式も、敢えて遅刻していこう。

そのくらいの気持ちでいたいし、そのくらいの気持ちの方がきっと楽だよ。かくいう私もちゃんとそわそわして昼間花見に行って卒業式と入学式だけはちゃーーーんと身なりとか整えちゃうタイプなんだけどな！！

あとね、お別れが横行するのも嫌い。いつだって会えていた人と急に会えなくなるかもしれない。「死ぬわけじゃないし空だって繋がってるんだから」そりゃそうよ。会おうと思えばどこにいたって会える。今の世の中、飛行機だってなんだってボタン１つで予約してぴゅーん、だよ。連絡だってとれる。LINEもTwitterもある。「繋がっている」ことはとても容易いのに、容易いからこそ、「会う」という行為が難しくなってしまったのか。

いつでも会える、ということは、会おうとしなければ会えない、と同義なんだよ。

それに気づいてから、この季節がより深く嫌いになってしまった。寝て起きるたびに会えなくなる人が増える気がして、その分新しい出会いがあることももうわかっているのに。

なんてことを思いながら、今日も眠れない夜と仲良くする心持ちです。