雑話

ふむ、ふむ。となることがあった。何度目だよ!と思うんだけど毎回不思議な心持ちになっている。

2.3時間前の希死念慮とか無気力感が急に消えていく、アレ。何故か不意に元気になって、「死にたい?何もかも嫌だ?それって誰の話?」と、なる。まぁ近しい人からするとお前なんやねん、という感じだと思うんだけどもこればっかりは性質ゆえ仕方ないなと開き直っている、御免なさい。人生で何度もこういうことになっているはずだし、知ってる感覚のはずなのに最未だに疑問符が浮かぶ。自分が何に落ち込んでたか忘れるほど鳥頭ではないから、確実に心の奥底に黒々とした塊、みたいなのは存在していて。でもそれはもう客観的に見て無害になっている。病んでる(?)最中は自分の心や頭ごと食い潰しに来るそのナニか、も過ぎて仕舞えば単なるゴミになっている。なんていうんだろ、散らばってる埃って丸めたらちっさくなるし水なんてかけたらもう舞わなくなってぺいって捨てるだけになるじゃん?あんな感じ。

今回の一件もそう。お仕事で失敗して、もういーや全部投げだそーっと、なんてことを割と本気で考えて新しい仕事探したり人に愚痴ったりして、上司に「もうここでははたらけません!」っていうつもりだった。でもいざ対峙して「俺はお前に期待してるし、仕事できないとも思ってないから。今チャンスを逃すのは馬鹿じゃないの?と思うし、俺はもう許してるよ」って言いながら頭をぺしっとやられて、全部許されてしまったらもう私は元気になる準備ができてしまう。我ながらちょろいなと思うんだけど、ね。許されるなら頑張るし、期待に応えようと思う性は昔から。

拝啓、さっきの決意をした私。

ごめんね。まだ私やれるみたいだから頑張ってみるね。いや、うん。瞬間無理だったよね知ってる知ってる。でもいまいけそうと思っちゃったから試しにちょっとやってみようよ。

敬具、頭悪めの私。

近い将来、この選択を後悔する自分も見えてる。大したキャパもない私のことだから、ね。でも後悔するだけの話で。人間なんてどの選択をしたって後悔する生き物なのを知ってる。人より少し深い諦念で、またやり過ごせてしまうから。

ほら、もうひたすらに死にたかった私はあんなにも遠い。毎日死にたいと思って世界を呪ったあの日々も、他人の期待に応え続けようと振る舞っていたあの日々も、今ではこんなにも遠い。だけど、それでも。目に見えるところにはいてくれる。間違いなく私の武器であり、防具になってくれているから。そんな私の過去を、私は抱いて生きていくから。

だから、やっぱり自分に伝えたいのはいつだって。

「あいしてるよ」
「まだまだ」
「刺して、殺して。それでも、共に」
「あなたのこと、誰よりも愛している」

おしまい。

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