恋について
「恋ってわかんないんだよねぇ」
「恋に落ちたことがない、けど運命ってあるって信じてる」
「人に恋をするって、どういうことなのかしら」
みたいなお話を最近したので、ここのところちょっとそのことについて考えていた。うーん、恋かぁ。
自分が恋をしたことないとは思ってないし、なんならかなり恋愛体質だと思う。惚れっぽいし押し引きバグるし、寝る前とかすっごい相手のこと考えるようになるし。あとまぁ、恋してる時は明確に気分が良くなる気がする。単純なもんで仕方ないな。恋の定義ってなんなんだろな。嫉妬なのか独占欲なのか付き合いたいって思うことなのかセックスしたいって思うことなのか。
嫉妬だったら恋したことない。独占欲ならある。付き合いたいだったら微妙。セックスしたいならめちゃめちゃ恋したことある。でもこのセックスしたいって好奇心と性欲が強めに出てる気がするから、これはなんなんだろうな。相手の全てを見てみたいって気持ちがセックスしたいに置き換わってるだけな気もしてる。別になんだっていいんだもん、内蔵かっぴろげようが、口の中蹂躙しようが、「女の部分」みたいなものを見ようが見せようが、全部等しく自分の好奇心を満たすための手段でしかない気がする。
あ、ここまでで閃いた。「相手からの好意が欲しい」とか「自分と同じだけの熱量で求められたい」とかって考えることが恋なのかもしれない。割と綺麗な結論じゃないかしらこれ。だとしたら、自分に恋が訪れることって多分一生ないな。絶対っていう言葉が嫌いだからアレだけど、今あげた2つの恋の定義が正しいとしたらそれはわたしにとって「自分に好意を持った相手に興味がある」であり「自分の熱量にどこまでついてこれるのかな」っていう感情でしかない。むむむ。リスク回避としての言葉遊びではあるんだけど、言葉って便利なものだしそんなもんでいんじゃないかしらね。
今までのどの恋人とも恋をしていた気がするし、片思いも腐るほどしてきた気がする。だけど、わたしの恋って大体鈍器でぶん殴るみたいな行動になってしまって大体駄目になった。言い訳だし自分そのものを好まれていないことも多々あったけれど、そもそも傷つかない為に行動してしまうので結果として順番も伝え方もタイミングも失敗してきた(と思う)。壊れるのが怖いから実らせる気がないのかもしれない。どんなに甘美な果実だってどうせ腐るし、お水やり続けても駄目な時もあれば肥料のやり過ぎで美味しく無くなってしまうこともある。それを考えると、まぁ実らないまんま存在すら忘れてしまう方がよっぽど綺麗よね。