きのう

昨日言われて印象に残っていること。

「君はいつも恋をしていて楽しそうだね」

不意に大学の後輩に呼び出され、どこの飲み屋も営業してないからその辺の公園でビールを飲みながら転職活動がすんなりいったお話を聞いていた。めでたいめでたい、えびせんと焼き鳥を食べて冷え冷えのビールを啜る。うーん、寒いけど野外で飲める季節になった。春は近い。

2本ずつお互いに空にしてコンビニでトイレを借りて店の前で惰性のお話をした。その時に私がちらりと言った、今の片恋のおはなし。それに対しての言葉が、最初のやつ。

あぁ、そう見えるのか。と、おもった。

確か「恋愛体質だからねぇ」「好き、ありがとう。のくだりが好き」とかなんとか返した気がする。実際どうなんだろ、言われてみれば好きな人がいない瞬間というのは人生においてかなり少ない割合になる。性別問わずなんやかんや好きな人がいた。何年生の時の好きな人は?って言われたら割と思い出せるくらいには。

どうして自分は基本的に恋をしているんだろう。(恋の定義とかは置いておいて) 多分、あれじゃないかな。みんななんかブームとか追っかけるコンテンツとがあるじゃない?それかも。俳優とかジャニーズを好きになる感覚で、私は他人を好きになる。逆はない。

誰かしらを好きでいることは、自分の精神衛生の為に割と楽な手段なんだろうな、と漠然と思う。暇な時に考える対象があるというのは便利だ。物想いを逆に捉えているだけで唯の恋する乙女でもある。それとも、ふとした時に思い出すから恋なのか。鶏と玉子みたいなおはなし。

惚れっぽいのは自覚しているけど飽きっぽい自覚はあんまりなくて、飽きっぽい感じでいることで恐らく自衛をしている。

おしまい

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