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活動まとめ 5月10日-5月16日

岩手県一関市地域おこし協力隊の丸谷留奈です。
令和5年7月に夫婦で広島から移住し、自伐型林業×復業というテーマで活動しています。
このnoteでは、毎週金曜日に1週間分(土〜木)の活動を更新しています。

林業に興味のある方、これから林業を始めてみようかなと思われている方、地域おこし協力隊とはどのように活動しているのか知りたいという方などに読んでいただけると、少しは参考になるかも知れません。

この場を借りて、自分自身の振り返りもさせていただいています。
林業初心者の私が3年間でどのように成長し自立できるのか、見守っていただけると幸いです。

それでは今週の活動のまとめをどうぞ ↓


里山観察会

5月11日
縁日さんで行われた里山観察会に参加しました。
講師は関東から岩手へ移住された石塚勇太さん。林業の傍ら岩手県環境アドバイザー、森林インストラクター、森林施業プランナーとしても活躍されています。
縁日さんの敷地内にある山を歩きながら、この時期に採れる山菜をメインに教えていただきました。
往復たった50mほどの距離でしたが、予定時間をオーバーして尚まだ足りないくらい・・・それだけ植物の多様性と石塚さんの豊富な知識が溢れていました。

親子連れ、里山整備に興味のある方、炭焼き職人さんなど、参加者も多彩
シドケとトリカブトは似ているので注意!皆さん興味津々でした
お花も教えていただきました。このよく見るお花はミツバウツギというそうです
山歩きで採った山菜、と石塚さんが採ってきてくださっていた山菜を皆んなで下ごしらえ。
食べ方や、投げる(方言で捨てる)部分など習いました。和気藹々
出来上がったウドの葉の天ぷらと茎のかき揚げ。
カゴに盛り付けて更に美味しそう
天ぷらが揚がる間の、石塚さんの楽しいお話

婦人会の花壇整備

5月12日
京津畑集落の婦人会の花壇整備に参加しました。
丁寧に草取りした後、鍬で土を耕していきました。
畑の畝作りで長時間鍬を使ったので、少しはコツも分かってきました。
が、やっぱり腰が痛い・・・。
そこへ、先日山菜取りを教えていただいたYさんが通りかかったため尋ねると、「鍬を立てない方が腰が痛くならないよ」と教えていただき、早速実践。
確かに少し楽になりました。どの分野も正しい姿勢は大切ですね。
最後は刈払機も出動し、すっかり綺麗になりお花を植える準備が整いました。
作業中は女子トークあり、笑いありで楽しい時間でした。大切なコミュニケーションです。

京津畑交流館山がっこの前と、その近くの花壇を整備しました

やまあい工房さんのお手伝い

5月14日
先週に引き続き、やまあい工房さんのお手伝いをしました。先週から、パッキング以外に少し調理も手伝わせていただいています。
この日のメニューはシドケのおひたし。
大好きなシドケです。こちらに来て初めて食べましたが、それ以来ハマっていて、何度か調理しました。
その甲斐あって、少しは扱い方も慣れていました。
とても大きなボウルにシドケを水に浸してあり、絞って切っていきました。
その後、「捨て醤油」という工程を経て味付けした後味見をするととても美味しくできました。自宅でも試してみたいレシピです。やまあいさんでは調理方法も習えるのでとても勉強になります。
出来上がった季節の山野草をふんだんに使った「清庵弁当」にシドケのおひたしを盛り付けて、その後はお惣菜のパッキングに専念しました。

清庵弁当。味はもちろん、彩も知識も楽しめるお弁当です。
私が作らせていただいたシドケのおひたしは、ここへ。

作業道作り

5月15日
京津畑集落の山で作業道作りをしました。
久し振りに操作するバックホーは、コツを忘れていてショックを受けました。やはり毎日触っていないとすぐに忘れてしまうようです。

掘り進んでいくと、土質が変わりました。

湿ってズッシリした黒い土だったのが、サラッとした薄い色の土に変わりました。

この土の特徴は分かりませんが、固まりにくそうに見えます。しばらく道を作りながら、時間が経過するとどう変化するのか観察が必要です。

バックホーは2人で30分交代で進めました。空き時間に、これから作る道筋の植生を観察してみました。
道を作る時には水の流れを読む事がとても重要です。中でも地中の水路は目視できないので、どんな植物が生えているのかで予測を立てます。
後で調べようと、見付けた植物を全て撮影しましたが、優に30種類を超えてしまいました。
分かるのはシドケと、先日の里山観察会で教えていただいたミツバウツギのみ…調べるのは大変そうですが、とても好きな分野でもあるので楽しみながら頑張ります。

ほぼ全て違う種類の植物。
多様です

畑の囲い作成

作業道作りの後は、別の活動から戻った主人と一緒に畑の囲いを作りました。
せっかく植えた野菜たちが野生動物のお腹に入っては悲しいので、丹念に隙間なく。
特にシカはジャンプ力があるので、集落の方にアドバイスいただいて180cm以上になるように作りました。
最後は真っ暗になってしまったので、電灯を頼りに作業。翌日は休む予定でどうしてもこの日に終わらせたかったのです。

お隣のMさんに譲っていただいた木を組んで杭を作りました
杭に網を張っている途中真っ暗に。電灯の灯りを頼りに作業しました

これだけしても、被害はゼロではないのではないかと思います。野生動物とバランス良く寄り添いながら暮らしていければと思います。
この日の夜、シカの声がヒステリックに響いていました。効果はあったのでしょうか。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
夫もまた、地域おこし協力隊として一緒に活動しています。夫 丸谷誠司のnoteはこちら↓
https://note.com/kyotuhata_m

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