見出し画像

古傷とM-1とタロットと。正か悪かなんてノンノノン。

古傷のはなしから。

昔、興味があって短期間学んでいたことがある。
学問というか、趣味のような分野。
でも、まあ奥が深くて、そのものの表面までしかたどりつけなかった。
それは私の能力なんだろう。仕方なし。
短期間講習の終わった頃、ひとりの友達が、私のその学んだことを聞かせてほしいという。
会うことに決めた日の前日まで復習し、なんとか伝えられることをまとめて、当日を迎えた。
伝えた友達は一言。
「それじゃ、お金にならないね。」
うん。その通り。知ってるよ。
でも、そんな判定してほしいなんて頼んでなかったような‥。私の無知さを心配した、友達の優しさなのか?
どう捉えていいかわからなかった私は、へらへらと作り笑顔で友達との時間を過ごし、複雑な気持ちのままで帰宅した。
それからも、その友達と会うことは数回あったが、別の理由で会うことはなくなった。

はてさて。
それとはちょいと別の話。

M-1グランプリ私の毎年の楽しみである。
簡単に雑に言えば「漫才の一番」を決める大会。
でも、笑いって主観なので、並べて1番2番なんて難しいことだと、素人の私でも思う。
でも、それをやる。なかなかすごい大会。
審査員の方々の苦労は計り知れない。私はただの素人やけど。
披露するネタには時間が決められている。
1回戦は「2分」/2回戦・3回戦は「3分」/準々決勝・準決勝・敗者復活戦・決勝は「4分」
持ちネタをその時間に長短して合わせるのだろう。
ある年の決勝かな。あるコンビがそれを超えた時間でネタを終えたらしい。
テレビ内では言及もされていなかったから、私は気づいておらず、おもしろかった!と思っていた。
後日、そのことに憤慨している知人がいた。
ネタ時間を守っていないようなネタは面白くても落ちるべきだ!ずるい!ずるいことをして優勝しようとするなんて、なんてひどいと。
私は素直に驚いた。
あぁそうか、面白くても規定内におさまっていなければ、許せないという人もいるのか。と。
知人は本当にめちゃめちゃ怒っていた。

決して、私はルールを守りたくない人間ではない。赤信号ももちろん守るし、社会のルールも守って生きている。守らずにお咎めがあったらどうしようとビクビク生きているぐらい。

ただ、私はM-1のルールはある程度の規格をそろえることによって、審査しやすくするためにあるとしか思っていない。
ネタ時間を超えても面白くないものは、面白くないし、面白いものはネタ時間で評価されてる訳でもないかなーと思ったから。
ネタ時間オーバーは減点の対象にはなり得ても、加点にはならないとも思ってて。
それも、違うという人はいるだろう。
その人なりの真実なんて無数なんでしょう。そんな言葉なんて言い尽くされてるけど。

知人は、そのネタ時間オーバーの件で、そのコンビを憎むほどに嫌いになっていた。
何が人を憎むきっかけになるかなんて、わからん。

ほんでまた別の話。
いろんなタロットカードのリーディング動画を見るのが好きで、Youtubeをよく見る。
人気なカードリーディングYoutuberさんが本を出してると知ったので、Amazonを覗いたら‥高評価な中、やはり低評価をつけている方もいる。「私は長年占い師をやっているが、私の解釈ではしない。正しくリーディングされていない。」
占いの正しさとはなんぞや。とも思うが、タロットにもいろんな解釈や流派があり、その人なりの正義もあるのだろう。だから、わざわざ評価を書いたのかな。
でも、私は無粋だなと感じてしまった。
自分の正しいことの証明は、自分の土俵でしたらいいんちゃうかな?って。
その人がしなくても、もし正しくなくて悪影響が起きることなら、読者や視聴者が決めると思う。最終的には。

正しいことは重要だけど、自分の持ってる正しさが、人が持つ正しさと違うこともあるかも。
それは正義もそれと同じで。
そして、価値観もまたそれなのかなと。
それだけのこと。

支離滅裂な出来事が、おんなじような気がしたから、久しぶりにノート。

以上!

いいなと思ったら応援しよう!