京都精華大学の私的なおすすめスポット紹介
こんにちは。広報グループのGです。中国上海出身です。
京都精華大学に入職して、3か月経ちました。思い返してみると、3ヶ月があっという間に感じます。情報量の多さに、毎日が慌ただしく、自分自身に対して「こんなこともわからなかったのか」と知識不足を痛感する日々ですが、先輩方は優しくフォローしてくださるおかげで、ようやく仕事に慣れてきたように感じており、ようやく業務以外のことも少しずつ見えるようになってきました。
最近時々キャンパスを散歩しています。京都精華大学のキャンパスは、小高い山の斜面を流下する渓流の谷筋に沿って展開しています。坂道が多く、どこの校舎へ行くにも斜面を登ったり下ったりしますので、とてもいい運動になります。既存の建物群はできるだけそれに溶け込むような設計で建てられていますので、出口がそれぞれ高さの異なる道に繋がって、自分が何階にいるのか分からなくなります。最初の1か月は、よく階を間違えて、人との待ち合わせでは大変な思いをしました。
キャンパスを歩いているとよく中国の重慶を思い出します。重慶は別名「山城」と呼ばれているように傾斜地に開けた都市であるため坂道がとても多く、建物が崖に建ち並んでいます。中国からの留学生等にキャンパスを案内する時に、「精華大学の地形は重慶に似ています」と説明すると、皆さんは「なるほど」と口を揃えて急にほっとした表情になります。
キャンパスの中で、典型的な「自分が何階にいるのか分からなくなる」建物、そして、私の一番のお気に入りの建物を紹介したいと思います。
それは明窓館です。
京都精華大学に22棟の校舎があります。4階建ての明窓館は、2022年2月に竣工した一番新しい校舎です。
南北で3.5mの高低差があり、北側の本館やバス停と繋がる2階がメインフロア、南側の清風館側よりアクセスする1階は地中のような雰囲気になっていますので、私は長い間、2階を1階、1階を地下だと思っていました。
「明窓館」という名のとおり、全面ガラス張りで、天ケ池に面した明るい空間を広げています。昼休みに窓からキャンパスの風景を眺めながらお弁当を食べるのが私のささやかな楽しみです。
1階の「グローバルカフェ」で世界の料理が楽しめます。メキシカンタコスやトムヤムヌードル、ヴィーガン料理などのメニューが充実しています。本学の学生は、学生証を持参すると割引制度が適用されます。
2階に講演会やイベントに使用できる522席の大ホールがあり、授業だけでなく、アセンブリーアワー講演会や、オープンキャンパスの説明会が行われます。
留学等に向けた語学学習や、留学生の日本語学習をサポートする言語学習支援室やキッチンを備えた交流スペースもありますので、日本人学生も留学生も多く集まっています。7月末には、アメリカからの高校生を明窓館に案内したら、学生たちがお好み焼きパーティーをしていました。みんなが初対面の高校生に優しく声をかけてくれましたので、高校生が学生たちと和気あいあいお好み焼きを食べただけではなく、「ミミヨリ情報」をたくさんゲットして、将来の大学生活がリアルにイメージできたようで、「2025年に必ずこの大学に入る」と嬉しそうな表情を浮かべていました。
そして何といっても、明窓館といえば3階にある520㎡平米の展示面積を有する「ギャラリーTerra-S」です。
Terra-Sの北西側の壁一面がガラス張りになっていて、キャンパス中央の広場を一望することができます。
こののびやかで個性的な展示空間で、大学が主催する企画展、在学生や教職員が学修成果・研究成果を発表する展示会が開催されます。
展示会は地域の方にも公開していますので、Terra-Sで家族連れの姿もよく見かけます。
今開催されているのは大学院留学生の版画と印刷物の境界線を主題にしている展示会「You are Invited」です。
今から来年の3月までは、10数件の展示会等が予定されています。そして、2月14日から2月18日までは「京都精華大学展2024」を開催します。学生たちの学びの集大成をご覧いただける、1年間で最も規模の大きな展覧会です。お楽しみに!
明窓館の4階にはラーニングコモンズとして大きなスペースを用意しています。そんな4階には、「明窓テラス」があります。これからのすがすがしい秋の風が吹く中で、テラスでやさしい日差しを浴びて、気分転換しに来てみるといいなと思います。
京都精華大学には個性的で魅力があるスポットがたくさんありますので、引き続き皆さんに紹介していきたいと思います。
皆さんもぜひオープンキャンパス等で足を運んでいただき、大学で探検してみてはいかがでしょうか。お待ちしております。