卒展2024レポート(人文学部)
こんにちは、広報グループのMです。
2月14日から始まった「京都精華大学展2024 —卒業・修了発表展—」。
3日目の本日はお天気もじわじわと良くなり、キャンパスは賑わっていました。
アートやデザインの作品たちが目を惹くなか、渋く実施している人文学部の展覧会をご紹介します。本学では、文学・歴史・社会学の研究に取り組む、人文学部の学生の卒業論文を手に取って読むことができます。
人文学部は「文学」「歴史」「社会」の3専攻に2年次から分かれるのですが、今年度の4年生は社会専攻の人数が一番多かった模様。社会専攻の卒論会場である黎明館2階の大教室には、タイトルがずらっと並んでいて圧巻でした。
歴史専攻は、同じ黎明館の1階が会場です。かなり集中して読み込んでいる方々が。
会場にいた教員から話を聞いてみると、例年は戦国時代などの「中世」をテーマにする学生が多いそうですが、今年は「近世」を扱っている論文が多く、半数近くを占めたそうです。年によって違うんですね。
文学専攻は黎明館001と002の教室を使っていました。
宮沢賢治、綿矢りさ、森見登美彦など、読んだことがある小説や作家を取り上げている論文もあって、手に取って目次を確認すると、ますます面白そう。あとでゆっくり読みたい!と思いました。
今年の4年生は、3年次の「フィールドプログラム」で研究したことをベースにした卒業論文が多かったそうです。人文学部は2021年から国際文化学部に名称が変わりましたが、「フィールドプログラム」はそこでも引き継がれている、学部の目玉プログラム。3年生全員が、現地に足を運んで調査研究を行います。
今年の3年生の「人文学部フィールドプログラム報告展」は卒展と同時開催で、流渓館でパネル展示を行っています。1階の廊下と2階にずらり。こちらにもぜひ、足を運んでみてください。パネル1枚に調査内容がまとめられているので分かりやすく、かなり面白いです。
人文学部の展示は、研究の楽しさを教えてくれます。土日に来場される方は、黎明館・流渓館をぜひぜひ訪れてください。
きょうは午後になってようやく晴れてきました。土日は雨が降りませんように。