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「京都精華大学展2025 —卒業・修了発表展—」卒展レポート

こんにちは。広報グループのSです。
2月12日~16日に開催された「京都精華大学展2025 —卒業・修了発表展—」が無事に終了しました。15、16日はオープンキャンパスも同時開催し、キャンパス内は大いににぎわいました。

2024年4月に本学に入職した私にとっては、今回が初めての卒展。とても楽しみにしていたのですが、想像以上の見どころの多さに驚きました。1日ではすべての作品を見て回ることができず、2日間かけて全学部の作品をじっくり鑑賞しました。

この記事では、私の個人的なお気に入り作品をご紹介します。

まずは、贈りたい!使いたい!着てみたい!と思った作品たち。
友人やお世話になっている先輩など、大切な人に贈りたいと思う作品がありました。

願いや思いに合わせて刺繍が選べる靴下。最近子どもが生まれた友人にプレゼントしたいです。
配色も形もかわいくて気分が上がるデザイン。実用性だけでなく、飾る楽しさも感じられそう。

また、販売していたら自分用に購入したいと思った作品も。キャプションを見てみると、作者が決めていたターゲット層が今の自分とぴったり合っていました。

販売していたら、自分へのご褒美に購入したいなと思った作品。
持っていたら、QOLが上がりそうです。

着てみたい、と思った作品も紹介します。

白鳥の湖の物語が刺繍されたチュチュ。
幼少期からバレエをやっていたこともあり、ときめく1着でした。
こちらは斬新な、これまでに見たことのないチュチュ。展示されていた動画も印象的でした。
ショップのような展示空間。羽のようなデザインのスウェット、ひとめぼれでした。

続いて、部屋に飾りたい!と思った作品シリーズ。
デザイン学部イラスト学科の作品や、芸術学部陶芸専攻、テキスタイル専攻の作品など、どれも表現力が豊かでずっと見ていたくなりました。

繊細でつややかなイラストたち。好みど真ん中でした。
6作品展示されたうちの特にお気に入りだった3作品です。
色彩豊かで風合いに味のあるイラスト。
展示も工夫されており、作者の世界観に包まれる空間になっていました。
こちらを見ている愛らしい瞳に癒されるの陶芸作品。
ずーっと見ていたくなります。
ぱきっとした配色がおしゃれなテキスタイルの作品。
遠目で見るとペイントのようですが、近くで見ると布と糸で表現されています。
こちらは大学院マンガ研究科の作品。
太陽と月の対になった作品、2作品のコントラストが素敵です。

心を惹かれた作品・研究が他にもたくさん。一気にご紹介します。

論題になった作品をすぐに読んでみたくなった深みのある研究。
アイドル人気が高まる現代ならではのテーマで、今読みたい論文No.1でした。
メディアを活用した、だれかの困難を和らげるような研究テーマです。
独自の世界観が目を惹く作品。立ち止まってしばらく見入ってしまいました。
心がほろっとほどけるような繊細さと柔らかさを感じる作品。
日本画の面白さ、卒展で気づけました。
令和版の東海道五十三次をテーマにした作品。
版画ならではの風合いや暖かさを感じる風景が並んでいました。
とにかくリアル!とにかく細やか!虫眼鏡でもっともっと細部まで見てみたい作品です。
展示空間を丸ごと自分の世界にしたような印象的な作品。心が揺さぶられました。
日本語×韓国語のタイポグラフィでオノマトペを表現した作品。
音が聞こえてきそうなわくわく感がありました。
ゲームにあまり詳しくない私でも夢中でプレイしたこちらのゲーム。
老若男女の来場者の方が体験していました。
震災で傾いた祖父母の家を「乗っ取り」ながら改善する3か年の計画をまとめた作品。
アイディアと念密な計画力が光りました。
展示を見て、絵が好み!と思い、全編しっかり読みました。
甘さも苦さも感じられる作品、ぐっときました。
迫力と勢いのある絵と「オカルト復讐劇」というオリジナリティあふれるストーリー。
ゲームの説明書をモチーフとした画集作品。
いきいきとしていて個性あふれるキャラクター達が魅力的です。
インパクトのあるこちらの作品。
近くで見ると細部へのこだわりが感じられ、細やかさと大胆さのバランスが素敵でした。
こちらも好みの作風。登場人物が魅力的に描かれていることと、背景の美しさが印象的でした。

お気に入りの作品が多すぎて、ここには紹介しきれなかったものもあります。
作品を鑑賞することはもともと好きだったのですが、これまでは自分から触れることが少なかった分野の作品にもたくさん出会えました。セイカの表現の自由さ、幅広さをより強く体感できる機会にもなりました。
来場されたみなさんも、自分の「好き」にぴったりくる作品が見つかったのではないでしょうか。

学生生活の集大成を発表した4年生、大学院生のみなさん、お疲れさまでした!
在学生のみなさんがこれから制作される作品・研究もたのしみにしています。