ふみの自己紹介
筑波技術大学に通ってるふみです。私は生まれつき耳が聞こえない人です。ここでは、どんなふうにコミュニケーションするのかを質疑応答風に書きます。コミュニケーション方法は同じ聴覚障害者でも異なる場合がありますのでその辺りはご了承ください。
Q.聞えない人は、どんなふうに普段コミュニケーションしますか?
A.静かな環境
声を聞く、口話、メモでコミュニケーションします。ゆっくり、簡潔に話してくれればほとんどは理解できます。ただし、グループで話していると誰が話してるかわからなくなるので、ノイズを除去して相手の声を直接私の補聴器に届けるロジャーのマイクを使うつもりでいます。(まだロジャーは購入してません。)それでもわからない場合は、私が用意した紙に書いてもらうようにお願いしています。
騒がしい環境
グループで話していると誰が話してるかわからなくなるので、ノイズを除去して相手の声を直接私の補聴器に届けるロジャーのマイクを使います。メモや音声認識技術を用いたアプリ(Group transcribe)も使用します。
Q.どのくらい耳が聞こえないですか?
A.感音性難聴という症状を持っています。それは、聴力が普通の人と比べて低く、相手の話している声が時々違って聞こえるということです。(さ→か、ち→しなど)私の場合、高音が聞き取りづらく低音は聞き取りやすいタイプです。また、補聴器を外している時は耳元で大声で話す以外は、全く聞こえないです。
左が低い音で右につれて高い音になります。私の場合、高い音が苦手ということがわかります。
Q.聞き取りづらい音はなんですか?
A.女性の声や高い音は全般的に苦手です。あと早口は分かりません。アナウンサーのような話すスピードだとわかります。また、男性の低い声は聞き取ることが容易いです。
Q.どんなふうに電話しますか?
A. 電話をする場合、日本語字幕を表示させることができるSkypeを使っています。基本的には、メールかiPhone持ってる方はiMessageでやりとりしてくださいと伝えるようにしています。
Q.zoomやMicrosoft Teamsといったオンライン会議におけるコミュニケーションはどうしていますか?
A.基本、zoomの場合、字幕システムが標準で搭載されてないのでMicrosoft group transcribeという文字起こしツールを使用しています。そのため視線が時々、ずれてしまうことがあります。
Teamsの場合、標準で音声認識による字幕表示が可能です。かなり便利でそっちを多用したいです。
Q.コミュニケーションによる配慮はなんですか?
A.女性の場合、声を高くせずにいつもの感じで発声してください。ゆっくり話してください。対面の場合、口の形や表情を読み取るためにマスクはできれば外してください。また、その日の体調次第で声の聞こえ方が随分変わってきます。ポイントなのは、難聴者だからといって聞こえ方は常に一定ではありません。健聴者と同様に、体調によって聞こえづらいことがあります。
Q.リアルゼミに入った理由は?
理由は二つあります。全国の当事者やマイノリティや障害に関心のある方々と議論したいのと、そのゼミの関係者である村田淳先生がやっている障害学生支援の研究に関心があるからです。まだ、対面で会ったことはないですが今度みんなで会ってみたいなと感じています。
これからよろしくお願いします。
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