< 京都黒いちじく >ハウス栽培
こんにちは!
今日もご訪問いただきありがとうございます
2024年1月、畑の片隅で黒いちじくの栽培を始め
10月、農業用ハウスを新設し移転することになりました
その経緯とハウスのメリットについて触れたいと思います
▪️初夏 青空の下でぐんぐん成長
5月、新芽が吹き
黒いちじくの葉っぱがめーいっぱい太陽の光を浴び成長し
手のひら以上に大きくひろがり
苗木ポットの間を移動するのも屈むほどになっていきました
この頃は毎朝の水やりがとても楽しく、いちじくの成長がわたしのパワーの源となっていました
6月の天候は比較的良好ながら、気温は上昇傾向に、、、
やがて、わたしの身長を超し2メートル近くになる黒いちじく
▪️夏の暑さ
7月になると、時折雷雨と強風の日があり
黒いちじくたちも雨風に煽られながら、ポットが倒れるといった事態あり
倒れては起こし、倒れては起こしの繰り返しで
ブロックや紐対策を重ねます
数メートル成長した苗木ポットは風に煽られるととても弱いのです
夏の暑さを経験しながら
7月中頃からは着果が見られるようになりました
朝日がのぼり夕日が沈むまで
ずっと太陽の日が当たる場所なので
過酷な暑さの中、黒いちじくたちのストレスも日に日に高まり
紅葉時期でも無いのに、葉っぱが黄色く落葉し
高温障害が見られるほどになりました
元気に青々していた葉っぱから一転
あっという間に落葉していくあり様、、、
このような景色は心が痛み、本当に辛かった、、、
水が足りなかったのだろうか、、、
やはり暑すぎるんだ、、、
直射日光だ、、、
と、遮光ネット対策
なんとか落葉のブレーキをかけたい一心でした
▪️カミキリムシ被害
暑い中、追い討ちをかけるように
カミキリムシの被害にあいます
多分、この子だったと思います
カミキリムシは
黒いちじくの樹皮を食べ、卵を産みつけます
枝の中で卵が孵化し幼虫となり
食べ進み、成長
サナギとなり、羽化し成虫になる
その成虫は木の中から枝木を噛み切って出てくるらしい
幼虫による被害を受ける枝が数本も表れ
枝木から木屑がポロポロ溢れてくるのをあちこちで見られるようになりました
黒いちじくは食害され、気づいた時には枝の中が10数センチも空洞になり
切り落とすしかない始末です
太くて長い触覚のカミキリムシは人気がある昆虫
自然界で枯れた木を食べてくれるなど
自然の循環サイクルにとっての役割があるそうです
ですが、栽培の黒いちじくには勘弁してほしいものです
▪️農業用ハウス
黒いちじく栽培をはじめ、数ヶ月が経過する中
いろんなことを経験しました
細かいことを言うとキリがありません
自然と共存の栽培はとてもストレスがかかると感じました
このままでは黒いちじくの価値を高めることができないと考え
第一に環境を整える!
これがハウスに移行しようと思った理由です
太陽の恵みを受け、のびのびと育つ黒いちじくが理想ですが
今の地球温暖化の現象や自然界は
黒いちじくにとって
また、わたしにも過酷過ぎます
農業用ハウス新設
・直射日光対策に遮光ネット設置
・アザミウマなど微細病害虫対策に専用ネット設置
・カミキリムシ侵入予防
・烏や鳥の鳥害予防
・雨に打たれる事なく育つ黒いちじくは皮が更に軟らかく皮ごと食べられる
このようにハウスのメリットはたくさんあります
今年、はじめて迎える夏の温度管理が気になるところですが
昨年、黒いちじくとわたしの経験は改善されるというものです
▪️おわりに
2024年、本当に目まぐるしい一年を乗り越えてきました
全力で走り抜いてきた感じです
この黒いちじくハウスも簡単に建ったわけではなく
建てる前の整備も一苦労でした
ですが、目標を持ち迷いなく進めたので
楽しみながら乗り越えてこられました
経験や専門知識がない分、一人で決断できず
関係者の皆さんに相談しながらですし
そんな方々の協力あっての今です
感謝しかありません
まだ、1年経過したばかりで
これからです
黒いちじく栽培に努力していきたいと思います
最後までお読みいただきありがとうございました
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