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【社会病理】貧困から精神障害へ

昔、日本は敗戦後、韓国は朝鮮戦争後、社会一般に貧困が広がっていました。
貧困は、社会の多くが体感し、共有し、ともに戦うべき、社会の病気であったのです。

今に至っては、モノと食べ物が溢れており、大量に捨てられる時代になっています。
社会平均または隣の家の人との比較の上で成り立つ「相対的貧困」は変わらず存在していますが、モノに困っている「絶対的貧困層」は非常に減ってきたと言えます。 
これは、経済発展の成果であると思います。

しかし、新しい社会病理が生まれたのではないかと思うのです。
それは、「軽度の精神障害」。
鬱、自殺、依存… これらは、決して遠い問題ではありません。

もしかしたら、私たちは人間としてカバーできる以上の、モノや人間関係を与えられている(求めざるを得ない)初めての世代なのかもしれません。

精神健康を失うことは、人生最大のリスクになるかもしれません。
本当に、本当に気をつけたい。

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