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【京都歳時記】石清水八幡宮 青山祭
石清水八幡宮 青山祭とは
青山祭(1月18日)は、かつては疫神祭(道饗祭)といわれ、数ある石清水八幡宮の祭りの中でも呪術のような独特の雰囲気があります。山上の御本殿ではなく、山麓の頓宮前が斎場となる数少ない神事であり、呪術都市・平安京が構築した悪霊・疫病・厄神防衛線の名残を、現代にまで伝える神事でもあります。
石清水祭では八幡大神様の御旅所となる頓宮殿。ここはかつて疫神堂ともよばれていました。日没後、頓宮前庭に特別な八角形の青柴垣を囲い、斎場に神籬(ひもろぎ)を立て、八衢比古(やちまたひこ)・八衢比売(やちまたひめ)・久那斗神(くなどのかみ)を迎え、かがり火の灯りがゆらめく中、国家安泰・厄除開運の祈願祭を行います。
異国人来日の際には、悪疫を誘引しているとして、都の境界地のこの地で儀が行われた。また、都での悪疫の流行の際にも行われています。
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石清水八幡宮由緒
八幡市の石清水八幡宮は、男山(全山、麓一帯が境内になっています。京都の西南の裏鬼門に当たり、王城守護、国家安泰のために祀られました。かつては、八幡宮寺といわれ、神仏混淆の霊地でした。伊勢神宮に次ぐ「国家第二の宗廟」と謳われました。「男山八幡宮」「八幡さん」と親しまれ、武運長久の神として清和源氏、武士の信仰も集めました。
祭神は、本殿中央(中御前)に誉田別尊、西御前に比咩大神、東御前に息長帯比売命の八幡三所大神を祀っています。
平安時代、1081年に確定した二十二社の制の上七社の一つで、神仏霊場会第81番、京都第1番。厄除け、開運、勝運、武運長久の信仰篤い。式内社の武内宿禰命にあやかり延命長寿の信仰があります。
■石清水八幡宮 青山祭
日時:1月18日
住所:八幡市八幡高坊30
アクセス:京阪本線 石清水八幡宮駅 乗り換え 男山ケーブル 男山山上駅下車
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