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【アート×ビジネス共創拠点「器」×小学館文芸WEBマガジン「STORY BOX」】赤神諒「七分咲き(後編)」バナーイラストコンテスト受賞作品発表

小学館文芸WEBマガジン「STORY BOX」とコラボレーションし開催した、赤神諒氏による読切小説「七分咲き(後編)」のバナーイラストコンテスト選考の結果、大賞をぽさんの作品に決定、その他、協力企業によるerumina賞(有限会社BESTPLAY)とHACKK TAG賞(株式会社IDEABLE WORKS)を1作ずつ選出いたしました。たくさんのご応募をありがとうございました。

大賞作は本日配信の「STORY BOX」7月号に掲載されている「七分咲き(後編)」のバナーとなっています。小説とあわせてご堪能ください。

「STORY BOX」7月号(6/10 11:00公開予定)

https://shosetsu-maru.com/storybox/2024/07

また入選作品は、本日6月10日より丸善京都本店でデジタル額縁による展示を行います(2024年7月10日まで)。

【受賞作品】

大賞:ぽ

〈プロフィール〉
東京都立工芸高等学校アートクラフト科卒
武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒
https://www.instagram.com/popppppo30/

erumina賞:蘭香津美

〈プロフィール〉
長野県飯田市出身、名古屋市在住。細密画家、イラストレーター。子供造形教室「黒猫工作室」代表、放課後等デイサービスアートディレクター。
https://www.instagram.com/meaw2500/

HACKK TAG賞:渡邉帆南美

〈プロフィール〉
異なる技法を用い、多角的な視点を提供する作品を制作。鑑賞者に新たな発見と気づきを促し、日常における視点の重要性を表現している。
自身で描いたアナログ画を元に、デジタルで別の角度からコラージュした作品《デジタルカメレオンシリーズ》や、ライトを当てる事でキャンバスに隠された絵柄が浮かびあがる《マジックトラベルシリーズ》など。2020年〜23年京都国際映画祭採択・入選、2019年大阪府知事賞受賞、他。
http://honami.theshop.jp/
https://x.com/Honami_Watanabe
https://www.instagram.com/watanabe_honami/
https://www.facebook.com/honami.watanabe1

【審査員コメント】

赤神諒(作家)

今回もレベルが高く、実に悩ましかったです。
ぽさんの作品は後編のクライマックス、三条大橋での深夜の血戦を残酷にも美しく描いてくださいました。前回に続き、象徴を多用し、考え抜かれた蘭さんの力作も、本当に素晴らしかったです。
小説家の蒔いた小さな種を、アーティストたちがそれぞれの世界観で、『七分咲き』どころか大いに花開かせる。
アートの持つ力に改めて驚嘆しました。皆様、ご応募ありがとうございました!

山本麻友美(京都芸術センター副館長)

大賞を受賞されたぽさんの作品は、前回の「審査員特別賞」受賞作品同様、刀の構図が特徴的で、凄惨な戦いを想起させながらも、静謐な覚悟を感じる作品だと感じました。橋の向こう側や夜の鴨川も、怖さと同時に想像力をかきたてます。 蘭香津美さんの作品も、前回同様、高い技術力で目をひきました。クロスする赤い線の意図を想像することには楽しみがあります。渡邉帆南美さんの作品は、デジタルとアナログが融合し、色彩にも特徴のある画風で、印象に残りました。 赤神先生の「七分咲き」という作品から、新しい別の作品が生みだされたこと、アーティスト・クリエイターの創造性に敬意を表するとともに、ご応募くださった皆様に感謝申し上げます。

富岡薫(編集者)

前編に続き、個性と才能にあふれるたくさんの作品をご応募いただき、心より御礼申し上げます。「七分咲き」というタイトルや、「恋と大義」というテーマへの解釈も様々で、コンテストを通じて物語の新たな一面に気付かせていただきました。大賞となったぽさんによる作品は、覚悟を宿した沖田総司の目と、暗闇へと導くような三条大橋がとても印象的です。完結を迎える物語の盛り上がりも表現してくださっていると思います。イラストに心動かされた方はぜひ「STORY BOX」をチェックしてみてください。

HACKK TAG(株式会社IDEABLE WORKS)

場面の切り取り方の斬新さもありながら、小説との一体感もある作品でとても印象深かったです。
デジタル額縁での展示のイメージも含めて、渡邉帆南美さんの作品を選ばせていただきました。

erumina(有限会社BESTPLAY)

前回に引き続き、素晴らしい作品でした。
蘭香津美さんの作品が美しいのはもちろんですが、この1枚の作品を見ただけで、どんなストーリーなのかが伝わってくるメッセージ性の強さから、erumina賞として選定させていただきました。


入選作品の展示

「器」の入居企業でもある株式会社IDEABLEWORKSが提供する2.5GALLRRY(デジタル額縁)で入選作品を展示します。
場所:丸善京都本店 B1Fエレベーター前
(京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL)
期間:2024年6月10日(月)〜7月10日(水)※期間中無休
開店時間:11:00〜20:00
(店舗へのお問い合わせはご遠慮ください)



●前編・後編の受賞者のインタビューを掲載しています。こちらもぜひご覧ください。

●前編の受賞作品についてはこちら


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