京都大学学術出版会 月間ニュース No.9 (2024年6月)
いつもご愛読ありがとうございます。
2024年5月〜6月の新刊、イベント情報をまとめてお届けします。どうぞよろしくお願いいたします。
・新刊案内
『学問で平和はつくれるか?』
京都大学大学院人間・環境学研究科 編
『物理学者と読む西洋社会思想と科学の歴史』
林 哲介
『民主政アテナイに殉ず:弁論家デモステネスの生涯』
木曽明子
・増刷出来
『科学論文の英語用法百科 第2編 冠詞用法』
『学術書を読む』
『先輩、研究ってどうやるんですか』
『レジリエンス人類史』
・近刊予告
▼6月発売
▼7月発売
『精神論』(近代社会思想コレクション)
エルヴェシウス/森岡邦泰・菅原多喜夫 訳 (7月上旬発売予定)
『喜劇全集 1』(西洋古典叢書)
アリストパネス/戸部 順一 訳 (7月上旬発売予定)
『情報空間と法:表現の自由の衝突とプライバシーの新たな諸相』
東川 玲 (7月下旬発売予定)
・今月の一冊
キリンの子育て秘話
6月21日夏至はキリンの日。それに合わせて、今月の1冊は新・動物記シリーズ1巻の『キリンの保育園』をお届けします。
本書の主役はタンザニアに棲むキリンの母仔。
小さな仔をもつキリンのお母さんたちは集まって「保育園」をつくるらしい――。幼い頃からキリン研究者に憧れていた著者は、研究テーマを探すなかでこれを知り、さらにその研究がほとんど行われていないという事実に驚いたと言います。 動物園でいつでも会える人気者のキリン。しかしその仔育てについての実態は意外なほどわかっていなかったのです。
キリンの保育園を研究すると心に決め、現地に飛んだ著者を待ち受けていたのは、調査地探し、生活基盤の確保、さらにキリンに逃げられてしまうなど数々の難題。しかしそれらを乗り越えてようやく出会えたキリンの保育園では、キリン同士の仲良しな関係、ちょっと困った関係、頼りあう関係と、様々な姿が見えてきました。見守り役の分担、ママ友関係、授乳をめぐり勃発するバトル……ミオンボ林の片隅でみつめたキリンの母仔たちの物語を、お楽しみいただければと思います。
・SNS/イベント情報
◉書店フェア出品中 「大学出版部協会フェア」
◉Youtubeチャンネル新着動画一覧
下記リンクよりご視聴ください。
[地]第5回②『レウキッペとクレイトポン』(おこしやす! 西洋古典叢書)
【書籍紹介】新・動物記7『白黒つけないベニガオザル』
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
ご紹介しました書籍は、小会webサイトのほか、全国の書店・大学生協・ネット書店を通じておもとめいただけます。
京都大学学術出版会 月間ニュース No.9
2024年6月13日 配信
(毎月 第3水曜日 配信予定)
発行:一般社団法人京都大学学術出版会
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