京都大学学術出版会 月間ニュース No.6 (2024年3月)
いつもご愛読ありがとうございます。
2024年2月〜3月の新刊、イベント情報をまとめてお届けします。どうぞよろしくお願いいたします。
・概要
新刊10冊、近刊8冊をご案内いたします。動画は2本更新しました。
・新刊案内
『アエタ 灰の中の未来:大噴火と創造的復興の写真民族誌』
『アンチ・ドムス:熱帯雨林のマルチスピーシーズ歴史生態学』
『INDIGENOUS PEOPLES AND FORESTS』
『哲學研究 第六百十一號』
『作田啓一 生成の社会学』
『変動帯の文化地質学』
『自己否定する主体』
『統治されない技法:太湖に浮かぶ〈梁山泊〉』
『「私と汝」の教育人間学:西田哲学への往還』
『昆虫の休眠』
・近刊予告
『医師の「献身」:ポーランド建国と草の根知識人 1890-1920』
福元 健之 (4月上旬発売予定)
『田辺 元 社会的現実と救済の哲学』
浦井 聡 (4月上旬発売予定)
『ローマ帝国を生きるギリシア都市:小アジアにおける文化・経済のダイナミクス』
増永 理考 (4月上旬発売予定)
『三蘇蜀学の研究:北宋士大夫による儒家経典解釈の展開』
陳 佑真 (4月上旬発売予定)
『レジリエンスは動詞である:アフリカ遊牧社会からの関係/脈絡論アプローチ』
湖中 真哉、グレタ・センプリチェ、ピーター・D・リトル 編著 (4月上旬発売予定)
『語りの場からの学問創成:当事者,ケア,コミュニティ』
嶺重 慎・熊谷 晋一郎・村田 淳・安井 絢子 編/京都大学学生総合支援機構 協力 (4月上旬発売予定)
『海を越える水産知:近代東アジア海域世界を創った人びと』
楊 峻懿 (4月上旬発売予定)
『春秋戦国時代の青銅器と鏡:生産・流通の変容と工人の系譜』
石谷 慎 (4月上旬発売予定)
・今月の一冊
『先輩、研究ってどうやるんですか』
初めて研究をすることになったとき、皆さんはどうする/したでしょうか。先生や先輩に話を聞いたり、本やインターネットで情報を集めたりする人も多いでしょう。でも、どれだけ情報を集めても、それだけでスムーズに研究が進められることはまずありません。研究を進める過程で直面する課題は百人百様。どのテーマにも当てはまる表面的な解説だけでは個別具体的な課題をカバーすることは到底できないからです。それでは、「研究する力」は、実際に自分のテーマを持って進めることによってしか体得できないのでしょうか。はじめての研究に先立って、基本的な流れや思考のトレーニングができる、そんな実践力を養う自習書ができないものか――。
本書は、高等学校や大学で教鞭をとる現役理科教員の、こんな問題意識から企画されました。本書の軸となるのが、“研究サークルに入部した1年生が先輩と一緒にはじめての研究に挑む”という架空のストーリー。これにより、“はじめての研究”を自分ごととして疑似体験しながら研究のステップを順番に学べるように しています。また、ステップごとに例題と練習問題を設け、実際の研究場面を想定した課題解決の練習ができるようになっています。すべての問題に対して解答例と解説も完備。学生さんが一人でも学べる自習書の形にこだわりました。
「習うより慣れよ」の従来型研究教育に一石を投じる画期的な研究ガイド。これから初めての研究に挑む高校生・大学生はもちろん、研究指導にあたる教員の方にもお薦めの一冊です。
・SNS/イベント情報
◉#春から京大 キャンペーン 実施中!
下記リンクよりご応募いただけます⇩⇩
https://twitter.com/KyotoUP/status/1767390054782222526
◉YouTube動画更新
下記、それぞれのリンクよりご視聴ください。
[天]第4回②アポロンの蛇退治(おこしやす! 西洋古典叢書)
[天]第4回③デルポイの神託【手順編】(おこしやす! 西洋古典叢書)
◉書店フェア 開催中
『西洋古典名言名句集』刊行記念フェアを各地で開催中です。詳細な開催情報はこちら。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
ご紹介しました書籍は、小会webサイトのほか、全国の書店・大学生協・ネット書店を通じておもとめいただけます。
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京都大学学術出版会 月間ニュース No.6
2024年3月13日 配信
(毎月 第3水曜日 配信予定)
発行:一般社団法人京都大学学術出版会
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