旅立つ場所は自分で選びたい
人間の死亡率は何%くらいだと思いますか? と、聞かれて一瞬考えました。
そう、当然100%です。変な話ですが、私たちは必ず死にます。今の超高齢化社会ではどんどん75歳以上の死亡数は増加しています。もともと自宅で最期を迎えていた人が多かったのが、いつの間にか病院で亡くなる方の方が多くなりました。今はどちらかと言うと自宅で看取るなんてできるの?と、思ってしまう人の方が多いのではないでしょうか。
2030年には60万人の方の死に場所がないと言われています。私たちは自分の逝く場所を選ばなければ流されてしまいます。 死を考える、というより、死の実際の場面に その人らしい逝きかたを考えるという事は、
その人の人生の尊厳を大切にして、
その人の人生を肯定する事
生きているギリギリまで、よかったと思えるよう
手を握りしめて、 ハグして
残される家族が、魂のバトンを受け取って
自分の中に旅立つ方の魂を感じられるように。
そういう看取りの文化が今の日本にはあまりない
命の終わりは医療の力だけではかないません
その人にとって大事な人や家族に委ねることが大切だと思っています
医療じゃない
人生の最後の瞬間を考え、向き合う事は
残された家族のこの先の生きる力になります
死を考えるからこそ、自分の限られた生を大切に出来る事もあると思います。
地球年齢のほんの一瞬だけここに立っている今 五感を使って精一杯自分のやりたい事をしていきたい。大好きな事をどんどんして楽しみたいと 思うのです。