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落研の戦闘服

はじめましてこんばんは!新3回生の葵家巴虚(ぱうろ)です。

第10回となる今回は「着物」について説明していきます!!

1.着物パワーについて

落研部員が落語をする際に身につける衣装が「着物」です。着物にはたくさんの効果(パワー)が秘められています。

まず1つ目。威厳がつきます。
落語はもともと安楽庵策伝というお坊さんが、落ちのある面白い話の形式で説教をしたものです。つまり仏さんのありがたーい教えが元なんです。

20歳そこそこの私達が、私服で座布団の上にのって話始めても、なんか味気ないというか…雰囲気がないというか…。着物を着たほうが「今から芸みせますよ!すごいんやからよく見てね!!」って感じを出せるんです。

2つ目。自信がつく。
寄席には60〜100人くらいのお客さんがいらっしゃいます。私もともとあがり症で…。たくさんのおめめがじーっと私のことを見るので怖気付きそうになります。だんだん姿勢が悪くなりそうになりますが、着物は洋服と違いちゃんと固定されるので、あまり姿勢が崩せません。また、普段着ないものなので、いつもなら怖気ついたり恥ずかしいことも、まるで自分じゃないようにできたりします!そんな訳で堂々と落語ができるんです!!

2.着物一式について

さて、そんなパワーの詰まった着物さん。
着てみたいなぁと思っても、親しみがないから「何があれば大丈夫なの?」という疑問が湧くと思います。

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じゃん!

男子の着物は着物、襦袢、腰紐、帯、足袋。
たった5つだけで大丈夫なんです。洋服でいうところの、ワンピース、下着、ベルト、靴下みたいなもんです。

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これだけで、こんな威厳のある姿になれちゃいます!!

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女子の着物は、男子の着物セットに肌襦袢、帯板(帯をきれいに見せるアイテム)がプラスされるだけです。

文字にして見ると、必要なものも少ないのが分かるので、ちょいとハードル下がりません??

3.着物入手法

さぁ、「ハードルが下がったけど、着物なんて持ってないよ!」となると思います。

当、落研では3つの着物入手プランを提供しています。

①家族からプラン
このプランでは、おじいちゃん(おじいさん)おばあちゃんお(おばあさん)の着物を一式もらってきたり。帯や腰紐、足袋などの着物以外のものをもらってくるなどの併用もでき、一番お財布お(財布)に優しいプランです。

②買い出しプラン
このプランでは、上回生と一緒に着物を買いに行きます。「えっ!着物って何万とかするんやないの!?」と思われた方。その通り。新品のもの、自分のイメージやサイズにピッタリなものを買おうとすると、目が飛び出る値段やったりするときもあります…。
しかし!安心してください。上回生が3000円くらいで買える古着屋さんに、何軒か梯子しつつ連れて行きます!!
さらに一緒に買いに行った同回や上回生と仲良くなれます!
ここまでの2つの入手法が困難やと思う場合や、基本的に漫才とかやるつもりやから必要ないなぁ…でも1回くらいは着てみたいなぁという場合の方でも大丈夫!!

③もらいものプラン
部室には、余興先の親切な御老人からいただいた部の共有財産の着物があります。サイズの合うものがあったらそれを着ることも可能です!(ただ足袋はありません)

4.着物の着方について

さぁ、着物も手に入ったしあとは着るだけ!……。

「こんな平面的なもの上手く着れない!むつかしそう!!」

そんなあなたも大丈夫!着物の着方は上回生がしっかり教えてくれます!!

年に余興も含めると少なくとも十数回は着ることになるので、あっという間に一人でも着れるようになります!!!

着物は普段なかなか着る機会がありません。でも、一人で着物を着れるようになると、余興先でおばあさま方に「えらいわねぇ」と褒められたり。留学生の子に「すごい」と尊敬されたり。夏に祇園祭や花火に着てけば、気になるあの子を振り向かせることができる!!(…かも)

さぁ、落研に入って着物を着てみましょ〜。

文責:巴虚



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