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13日目

先日、Save our local cinemasのお礼カードを発送したのですが、
皆様のお手元に無事届きつつあるようでホッとしております。

昨日は思い出をお休みしてしまいました。
さて、休館13日目です。

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今日は2013年後半の事を思い出してみます。

今、ミニシアターエイド基金のご支援がとんでもない事になってきており、本当にありがたくて、改めて背筋の伸びる思いなのですが、
この発起人の1人である濱口竜介監督の特集を、2013年の夏に京阪神の劇場5館で開催してました。

《濱口竜介プロスペクティブ in Kansai》
第七藝術劇場/神戸映画資料館/元・立誠シネマ(現・出町座)/京都シネマ
あと、当館の5館です。

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当館は、濱口監督の『親密さ』(2012年)と、監督セレクトの『最後の手紙』(2001年/監督:フレデリック・ワイズマン)を35mフィルムで上映するというオールナイト企画で参加。

ゲストトークでは、濱口監督 × 西尾孔志監督(『ソウル・フラワー・トレイン』)に、お互いの制作の仕方や、影響を受けた黒沢清監督のお話などをして頂きました。

濱口監督の4時間越えの『親密さ』はもう本当に傑作で、いったいどんな青春を送ったらこんな作品が作れるんだろう…と、濱口監督という人にめちゃくちゃ興味が湧きました。
夜明けの長回しシーンに、電車の並走からのそれぞれの方向へ…。
あのラストシーンに胸がギューッとなったなあ。

同月には《Late Show Films》というオールナイト上映も開催。

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『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年/監督・脚本:ウディ・アレン)
『ウッドストックがやってくる!』(2009年/監督:アン・リー)
『レニングラード・カーボーイズ・ゴー・アメリカ』(1989年/監督:アキ・カウリスマキ) を、全て35mmフィルムで上映。

さらに、Turntable FilmsYeYeのアコースティックライブもあり!
の超豪華&満員御礼の夜でめちゃくちゃ楽しかったです。

ちなみに、みなみ会館のラジオ〈映画夜話 みなみ会館のちょっときいてな〉のオープニングとエンディングの曲は、Turntable Filmsのベーシスト 谷健人さんに作ってもらったオリジナル曲なのですよ。

そして、毎年・夏~秋頃に開催しているのですが、年に一度、立命館大学の映像学部の学生さんがオールナイト上映を企画してくれるのです。
この年の映像学部にはみなみ会館でアルバイトをしていたNくんが在籍していたのですが、Nくん含め当時の学生の皆さんがめちゃくちゃ頑張ってくれました。
趣味全開の最高のオールナイトに、なんと!みうらじゅんさんと、田口トモロヲさんを呼んでくれたのです。

その名も《奇々怪々ナイト》!
お二人のトークショーと、お二人にセレクト頂いた作品を覆面上映するという夜に、学生からのセレクトとして『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969年/監督:石井輝男)の上映を添えて。

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お二人が何の作品を選んでくれたのかは、当時来てくださったお客様だけのヒミツの思い出です。

そして9月には伝説の《幽幻道士(キョンシーズ)ナイト》を開催。

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なんとわたくし、スタッフ分のキョンシー服まで作るという気合の入れよう。
ちょっと恥ずかしすぎるので顔を隠してしまいましたが、当時の衣装はまだみなみ会館のどこかにある筈です。

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で、10月には『AKIRA』を上映しました。
多分、9/7に【東京オリンピック2020】が決まって真っ先に上映を決めたのが当館なのではないか…という自負があります。なんちゃって。

めちゃくちゃタイムリーだったので、びっくりするほどお客様に来て頂けて、スタッフみんなでガッツポーズしてました。
今年の年越し~お正月にかけても『AKIRA』の上映をしましたが、
本当にあの頃はこんな事になるなんて夢にも思わなかったなあ。
何から何まで予言的中な作品でしたね…。
先日、佐久間宣行さんのオールナイトニッポン0で「もしかしたら俺たちは大友克洋の夢の中に生きてる登場人物なのかもしれない」的な話題が出てきて、ちょっと笑ってしまいました。
でもあながち…もしかしたらあなたも、もう始まっているかもね…なのです。

ではでは、また明日。

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