10日目

ここ最近は、Tシャツの発送作業を黙々とやっております。
先日、シネマスコーレさんのTシャツを買ったのですが、すぐに届いて感動しました。うちも頑張らないと…！

発送の風景はこんな感じです。

納品されてきたTシャツを、下写真の段ボール箱に入れてお送り致します。

段ボール箱にシールを貼っていき、

箱を組み立ててTシャツを封入。

最近の当館2Fロビーはこんな感じです。
久々に発送作業をすると、なかなかに体が鈍っていることを実感します。。苦笑

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さて、10日目です。
今日は2012年のことをザッと振り返ってみます。

まず、1月に『追悼のざわめき』のデジタルリマスター版上映がありました。

『追悼のざわめき』は1988年の作品ですが、かなりショッキングな内容なので、公開当時は賛否両論を巻き起こしたという、伝説のカルトムービーです。
私はこの時が初見だったのですが、見事ドンハマり。
内容が内容なので、万人におすすめできる作品では無いのですが、タブーだらけでアングラでグロテスクで、それでいてものすごく美しいモノクロの世界がスクリーンに広がっていて、一瞬で心が鷲掴みにされました。
当時、出演者の仲井(河添)まみ子さんと、松井良彦監督が日を分けて舞台挨拶に来て下さり、お会いできた事がとても嬉しかったです。

そしてその翌週は雰囲気が打って変わり、
『マーガレットと素敵な何か』公開記念企画という事で、
「京都みなみ会館と素敵な何か」というマルシェをロビーで開きました。
カフェ蜜柑さんによる喫茶コーナー、DOMAさんによる雑貨コーナーや、みなみ会館ではお馴染みの作家さん達による作品・雑貨商品を販売。
元館長・Nさん・私と全員同じ芸大を卒業している事もあり、それぞれの知り合いの作家さんたちに声をかけて作品を持ち寄って頂きました。

そのあとは『トーキョードリフター』と『ライブテープ』を続けて上映して、『ピンク・フロイド　ザ・ウォール』を上映して、真利子哲也監督の特集上映のあとに新作『NINIFUNI』を上映しみなみ会館のスタッフに「ももクロ」ファンが数名いる事を知り、
『サイタマノラッパー3』で入江悠監督に舞台挨拶にお越しいただき、本作の主人公マイティの実家のブロッコリー農家に因んで、受付にブロッコリーをご持参の方は1,000円に割引するという【ブロ割】を行い、
空族のオールナイト上映や、『女ドラゴン怒りの未亡人軍団』に湧いた事、アキ・カウリスマキ特集ヤッホー！に、ロマンポルノ特集イエーイ！
タルコフスキーにアンゲロプロス特集まで観れるの…！？
という、私にとってはお祭りのような1年でした。
この年、『天使突抜六丁目』と『堀川中立売』の上映も行ったのですが、私はその時初めて出町座の田中さんとお会いしました。
当時は配給さんとして。長髪のお団子ヘアー時代の田中さんはとってもキュート。

そして忘てはならないのが、この年のお盆に上映していた『この空の花－長岡花火物語－』。
初めて観た時は、あまりの熱量に涙が止まらなくなってしまいました。
上映後、スタッフのくせにボロ泣き状態なのが恥ずかし過ぎて、急いで場内から飛び出した事を思い出します。
大林監督はこの時、舞台挨拶で当館にもお越し下さったので、一度だけお会いした事があるのですが、とても物腰が柔らかく優しい方でした。
最後はスタッフ一人一人と固く握手を交わして下さり、ピースサインの代わりにアイ・ラブ・ユーサインを私たちに贈って下さいました。
あの大きくて厚い掌の感触は一生の思い出です。素晴らしい作品をたくさん世に送り出して下さり、本当にありがとうございました。

その後は何やかんやあり、年末頃に当時の館長が退職する事になり、
私が館長となりました。

明日からは、吉田、館長になったってよ編突入です。
ではでは、また明日。