12月の京都 終い弘法 終い天神 をけら詣り 除夜の鐘
1.大根炊き
12月上旬
京都では、師走に大根を食べて、厄落とし・中風ふうじ・諸病平癒・健康増進を願います。
大報恩寺「千本釈迦堂の大根だき」(12月7日・8日)、三宝寺(三寳寺)「厄落としの大根焚き」(12月上旬)、了徳寺「鳴滝の大根だき」(12月9日・10日)が有名です。
2.山科義士まつり
12月14日
山科義士まつりは、大石内蔵助をはじめ赤穂四十七士をしのぶお祭りです。毎年12月14日(討ち入りをした日)に京都市山科区で行われる。
3.終い弘法
12月21日
世界遺産東寺では、835(承和2)年3月21日に弘法大師空海が入滅された事から、毎月21日に法要と縁日が行われます。
毎月21日に行われる縁日は、”弘法さん”と呼ばれ、特に1月の初弘法と12月の終い弘法には沢山の人が訪れます。
4.かぼちゃ供養
12月23日
12月23日、矢田寺(矢田地蔵)で無病息災を願いかぼちゃ供養が行われました。昔から、冬至にかぼちゃを食べると中風よけのご利益があるとも云われています。
5.納めの地蔵
12月24日
納めの地蔵(おさめのじぞう)は、1年のお地蔵様への感謝と来年の無病息災を願って、12月24日に鈴虫寺で行われる地蔵菩薩の縁日法要です。
6.終い天神
12月25日
北野天満宮では、毎月25日に”天神さん”と呼ばれる縁日が行われています。その中でも12月の天神さんは、終い天神と呼ばれ多くの人でにぎわいます。
7.除夜の鐘試し撞き
12月25日
知恩院では、大晦日に行われる除夜の鐘の試し撞きが毎年12月27日に行われます。大晦日の本番と比べると人も少なく昼間に行われるので大変見やすいです。
大鐘は、寛永13年(1636)に鋳造されたもので日本三大名鐘の一つといわれ、高さ一丈八寸(約3.3m)口径九尺二寸(約2.8m)厚さ九寸五分(約30cm)重さ一万八千貫(約70トン)
8.恵方改め式
12月31日
大晦日、神泉苑の恵方社で歳徳神恵方改め式が行われています。
歳徳神の在する方位を恵方(えほう、吉方、兄方)、または明の方(あきのかた)と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされる。本命星と恵方が同一になった場合は特に大吉となる。しかし、金神などの凶神が一緒にいる場合は凶方位になる。
9.をけら詣りと除夜の鐘
12月31日
をけら詣りは、八坂神社で大晦日(19時)から元旦の早朝(5時)にかけて行われる行事です。
昔から京都では、八坂神社境内の灯籠からうつした火を縄(吉兆縄)で家に持ち帰りお雑煮などを作ると無病息災になると言われています。