すごい偶然!
日々の生活の中で、「何か、これ不思議~」とか「すごい偶然!」と思うことがある。
今日はまさに、そんな日。
私は朝からずっと、日本語上級クラスで教えている、男子学生Mさんに会うような気がしてならなかった。今日は中上級クラスで授業だし、Mさんは今日、登校日ではない。(教室で3密を防ぐため、学生達の登校日が決まっている)だから、会う可能性は極めてゼロに近いわけだ。
それが。
授業や残務を終え、学校を出た私は最寄り駅に向かって、一本道を歩いていた。そして、何気なく前を見ると、前方からМさんが歩いてくるではないか。
「え?まさか?」
私は、彼に「こんにちは。今から学校行くの?」と話しかけると「はい、そうです」と言って足早に学校に向かった。向こうは、とっさに私とはわからなかったようだったが。
お昼ご飯だと思われるデカ弁当を、抱えていてちょっと笑えた。
彼はクラスでもトップクラスで、謙虚で努力家。パソコンやメカに強いので、授業時にトラブったら、いち早く対処してくれる強力な助っ人。
今日は、学校に何かしら用事があったに違いない。まさか、私とこんなところで会うなんて、思ってもみなかっただろうな。
人と会うということは、一瞬であってもお互い、時間と場所を共有していなければ不可能だ。そのためには、何か目に見えない力が働いているのだろうか。
こんな小さなことで不思議な気持ちになっているのは、私だけだと思うけれど、やっぱり「すごい偶然!」だと思わざるを得ない一瞬だった。
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