和して同ぜず
新年度が始まりもうすぐ2週間になる。私は、今年度この言葉を肝に銘じておきたいと思う。
この言葉が生まれたのは、中国の孔子がいた時代。つまり春秋時代になる。紀元前の時代からの言葉が今でも語り継がれているというのは大変興味深い。
今年度は、今の職場で働いて2年目になる。昨年度は、先輩方の意見に合わせていた場面も多く、「おんぶにだっこ」状態だったこともあったかもしれない。しかしその分、自然体で働くことができた。
今年はそうはいかない。先輩方から引き継いだものを、新しく来られた方々に伝えていかなくてはならない。伝えるのは、自分よりも社会人の経験年数が上だということも当然あり得る。どうしても経験年数などの差により「意見の不一致」が生じることがある。
中学校の現場でもそのような経験があった。だからこそ、今年は「和して同ぜず」を心がけておきたい。何が言いたいかというと、相手の意見をまずは受け入れます。私はこう思っています。という意思は伝えるようにする。何でもかんでも相手に合わせることはしないということだ。
このように書いていると、「大丈夫ですか?」と感じるかもしれないが、私自身はむしろ「ワクワク」している。昨年度とはまた違う立ちポジションで仕事ができるからだ。
私は仕事でこの2つの視点を大事にしている。
ポジションというのは、学生、社会人。先輩。後輩。先生など様々である。学生なら学生なりの意見を。先輩なら先輩なりの意見を持つことがとても大事だと思う。無理して背伸びをして、先輩っぽく、先生っぽく意見を言う必要は私はないと思う。
働く環境は同じだが、求められる内容は違う。今年も学びの多い1年になりそうだ。では。
参考文献
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