Wise デビットカードをさっそく試した!
TranserWise は 2021年2月頃にサービスの名称が Wise に変わりました。この記事はその直前に書いたため名称が TransferWise のまま残っている場合がありますが、適宜読み替えてください。内容はほとんど変わっていないはずです!
銀行より割安の手数料で海外送金ができるサービスに TransferWise というものがあります。海外旅行や海外に滞在する人は使ったこともあるのではないでしょうか?
これまで日本では TransferWise のマルチカレンシー口座とデビットカードが利用できませんでした。
しかし、日本でもマルチカレンシー口座が、そして2020年末頃からはデビットカードの作成も可能になりました。実際にデビットカードを作成し日本で利用してみました。
TransferWise を知らない人は以下の記事を参考にしてください。
デビットカード解禁のお知らせが来た!
しばらくの間、日本では TransferWise でデビットカードを作成できず、発行希望者の募集だけが続いていました。発行の希望はログイン後のサイドメニューの「デビットカード」を選択することで出来ます。
私は2020年初頭に希望をしていたように記憶していますが、最近(2020年12月)になって早期アクセスのお知らせがメール宛に届いていました。
メールによると、カードはまだテスト期間で、今は無料で作成が出来るようです。
また、発行のため口座に日本円で 3,000 円の残高をチャージする必要があるようです。
最初の入金からカード発送まで
メールに書いてあるリンクを辿ります。以下のような画面が表示されると思います。
最初はカードを届ける住所の入力になります。海外からの発送になるので、ローマ字での住所入力を求められます。
次に、口座にお金をチャージするように促されます。チャージした額はそのまま、マルチカレンシー口座に入金されデビットカードで利用できるようです。
メールには日本円で 3,000 円のチャージが必要とありましたが、ユーロで入金する場合は 20 EURのチャージでいいようです。
入金する通貨と方法に「日本円」を選択可能です。
また、指定した通貨へ「日本円」でチャージもできます。この時、両替手数料が発生しますが、 TransferWise なのでそれほど高額ではありません。
私は、日本円で送金して口座にはユーロとしてチャージしました。
「次へ」を押すと、入金方法が選択できます。私は手数料が一番低い「銀行振込」を選びました。日本の場合は TransferWise の三菱UFJ銀行の口座への振込が指示されると思います。
振込を選択した場合、振込完了を TransferWise に知らせる必要があります。
振込完了を知らせると、以下のようにカードが発送されたことが表示されます。
「銀行振込」での入金には多少時間がかかるので、すぐには残高に反映されないと思います。待ちましょう。私は数日かかりました。
上のメニューからデビットカードを選択すると、以下のようにカード番号の下4桁と到着予定日がページ内に書いてありました。
カード到着!
最初のチャージから2週間後ほどしてシンガポールからエアメールでカードが届きました。
思ったよりもカードの作りはしっかりしています。デビットカードはエンボスレスのもの(数字や名前部分に凹凸がない)が多いのですが、これはきちんとエンボス加工がされています。
それではカードのアクティベーションをして有効化しましょう。
ログインして、メニューでデビットカードのページを開くと「カードを有効化する」というボタンがあるのでクリックします。そうすると、カード表面に書いてある6桁の番号の入力を求められます。カードの名前の下側にその番号があるので入力しましょう。正しく入力できるとカードが有効化されます!
また、この画面でカードの暗証番号(PIN)を確認することができます。暗証番号は自分自身では変更することができないようです。
実際に使ってみた!
実際に近所のスーパーで使ってみました。利用前のマルチカレンシー口座の残高は以下の通りです。
口座には日本円での残高はありません。ユーロだけです。この口座の状態のまま買い物をしてみます。
すると、自動的に支払額に必要な分の日本円がユーロから両替されて、支払われます。
スマートフォンに TransferWise のアプリを入れている場合はその場で通知が来ます。
どのような為替レートと手数料で両替が行われたのかも確認可能です。
TransferWise での両替の為替レートは 125.8円/€ となっています。ちなみに買い物をした日時のユーロ円の為替相場は1ユーロ 125.80 円でしたので実際の為替相場と同じでした。
(注: 上のチャートは時刻が UTC なので日本時間より9時間遅れています)
両替にかかる手数料も 0.03 EUR(= 3.8円)と格安でした。
もちろん、買い物の前にあらかじめ TransferWise 上のマルチカレンシー口座内でユーロを円に両替しておけば、その円から支払われます。為替レートがお得なタイミングで両替しておくのもいいかもしれません。
ただし、一部の店舗(近所のドラッグストア)ではこのカードを支払いに使うことが出来ませんでした。理由はわからないのですが、決済端末との相性があるようです。もし、IC チップでの支払いでエラーが出るようでしたら磁気によるカードの利用を試してみても良いかもしれません。
まとめ
海外での滞在や旅行の予定がある場合は予め TransferWise のマルチカレンシー口座とデビットカードを準備しておくことで、手数料が割高な両替ショップや金利の発生するクレジットカードの海外キャッシングを使わずに済むでしょう。
もし、現地で現金が必要になってもこのカードで現地の ATM から引き出せるようです。詳しい条件は以下のページに記載されています。
もし、まだ TransferWise のアカウントをお持ち出ない方は以下のリンクからアカウントを作成すると初回の送金手数料が割引になります!ご興味があればぜひご利用ください。
アカウント作成方法については以下の記事で解説しています。
他にも TransferWise の記事を公開しています。ぜひ、あなたの海外生活や海外旅行にお役に立ててください!
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