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佐々木 香輔
2020年5月10日 00:24
奈良市内の東側、春日山のさらに奥。芳山の山中には、釈迦如来像と阿弥陀如来像の二尊が表された石仏があります。像の位置関係から東面を釈迦如来像、西面を阿弥陀如来像とし、現世から来世へ送り出すお釈迦さま、そして来世で迎え入れる阿弥陀さまの二尊を表していると云われています。造像は奈良時代末とも鎌倉時代とも。山道を歩いていると、急に開けた空間が現れます。その空間に静かに二尊石仏は佇んでいます。お釈迦
2020年5月17日 22:14
奈良市のとなり、木津川市加茂町の当尾の里にある石仏の阿弥陀三尊像。その満面の笑顔から「わらいぼとけ」の名で親しまれています。優しさにあふれるその様から、当尾の里のシンボル的存在!中尊の阿弥陀様のお顔。豊満な頬と凛々しい眉…見紛うことなく笑っています。左脇侍の観音菩薩像。中尊より鼻が少し大きめで、より親しみを感じる…やや角張った印象ですが、中尊に近い輪郭か。右脇侍の勢至菩薩像。こちら