【Vol.5】転職エージェントとの付き合い方『 求人選定 』編
いくらでも情報がとれる時代。だけどあまりにも間違った情報・偏った情報が多い。正しく偏りがない情報は面白みがない、けどそんな面白みない情報を伝えていきたいと思います。転職エージェントとの付き合い方Vol.5の今回は『求人選定』編をお届けします。
これまでお読みいただいた方は、心構え、予備知識、そして準備も完璧だとは思います。
もしまだの方は過去の記事を読んでください。
転職エージェントとの面談を終えて、これから求人に応募していくフェーズ。そのフェーズで注意すべきことについて元転職エージェントの視点で今回は記載していきます。
大きい声では言えないのですが、、、皆さん知ってますか??
多くの転職エージェントでは「求職者からの応募数」というKPIがあるんですよ(小声)
転職エージェントと会話をしたことある人だったら、記憶あるかもしれません。
「是非、受けませんか?」
「間違いなく書類通過します!」
「とりあえず、求人いっぱい送りますから、たくさん受けましょう!」
「書類の通過率は15%程度です、もっと受けた方がいいです。」
「いっぱい応募したあとに、考えてみましょう」
アプローチは様々あれど、転職エージェントはとにかく受けてほしいんです!!!
だけど、そんなこと正直関係ないですよね???
そんな転職エージェントのプッシュに負けないよう、あなたの基準を作る考え方・方法を今回はお伝えします。
自己紹介
約10年のエージェント歴があります。詳細は以下の通りですので是非ご確認ください。
求人選定 5STEP
①応募基準を明確にする
これまでの準備で「ありたい姿」については散々考えていただいたと思います。その「ありたい姿」を実現するのが転職活動です。
あしたい姿を実現するためには、
色んなポイントがあるあずです。多くの方は、これら要素を総合的に判断をすることになるとは思います。
この総合的に判断をするをさらに細かくすることがとても大事です。
例えば、、、
(例1)
キャリアを軸を営業からマーケ・戦略にうつしていきたい。
○○と言う業務ミッションで△△の仕事ができるのであれば、自分の在りたい姿に近づくことができるから、年収はダウンしてもいい。
成果をだして、年収をUPする。一方で現在の働き方維持が出来て年収UPするのであれば、それも検討したい。年収UP分で自己投資を行い、MBAの資格をとる。
(例2)
ありたい姿実現のため年収を上げたい。
現職より100万円の年収UPが見込めるのであれば積極的に応募したい。
もしくは副業可能な企業で週休3日であれば、副業に時間を投資できるので年収ダウンしても積極的に応募したい。
このように、様々な条件をシミュレーションし、応募基準を明確にしていくことが重要です。
もちろん総合的でなく譲れない条件や、特定の企業などが決まっている方は必要ありません。
一方で希望条件が高すぎて、希望求人がない場合もあります。その際は現段階でのありたい姿への到達手段が転職でない可能性が高いです。
ありたい姿、そして現在地を再把握されて、次の一手は何なのかを再度考えてみてください。
②求人を相対比較しない
何度も繰り返しになりますが、転職はありたい姿に到達もしくは近づくための手段です。
人によっては100求人探してもありたい姿に到達できない人もいるでしょうし、100求人中50求人がありたい姿に到達する方もいるでしょう。
つまり求人順位は全く重要ではないということです。
人はどうしても相対比較をしたがります。
なかには、求人を見ることによる、ありたい姿に到達することを忘れて、ランキング上位の会社に入ることが目的になる方もいます。
ほかには、各求人の良いポイントだけを切り出し、ご自身の中の最強求人を作り出し、その最強求人を待ち続ける方もいます。
その他で言うと、過去に見た求人の類似求人を探し続ける方も多いです。
求人は刺激的で感情を揺さぶってきます。
だからこそ①で確定させて応募基準に従い、機械的に判断することをお奨めします。
③転職活動にあてれる時間を算出する
次にあなたが転職活動にあてれる時間を算出してみましょう。
あなたの将来における大事なイベントであるので、個人的には、転職活動中は転職活動を最優先に時間を捻出することをお奨めします。
とは言え、転職活動は面接を受けるにも場合により有給取得が必要ですし、それが週に何度もとなると難しい方は多いと思います。
なので予め、週に何回程度であれば面接は可能か、オンラインであれば何回、対面であれば何回など、自らの状況を整理することお奨めします。
書類の通過率はこれまでの経歴で大きく異なりますが一般的には15%、高い方で30%程度と言われています。
仮に通過率を20%と設定するならば、週に1回面接が可能な方であれば5社程度応募、2回面接が可能であれば10社程度の応募が適切応募数になります。
④優先順をつける
求人は絶対評価が大事とはお伝えしましたが、絶対評価で応募基準を超えたものに関しては優先順位をつけて、優先順位高い求人から応募することをお奨めします。
詳しくは過去の記事『第一志望は最初に受けるな』のウソ・ホントに書いています。
ざっくり言うと、「納得感」です。
1位、2位の企業が落ちた後の3位の企業は受け入れれるが、1位、2位を受けずに3位の内定をもらった場合、3位の内定企業のとらえ方が、どうしても変わってしまいます。
これは入社後の納得感にも関わってきますので、応募基準を超えているかどうかを絶対評価で判断した後は、優先順位・そして相対比較をしていくことがお奨めとなります。
⑤優先順位高いものから受ける
ここまで来たら機械的です。
あなたの応募基準を満たしている求人を優先順位高いものから、あなたの時間が許せる数だけ応募していきましょう。
残念ながら不合格となった場合、不合格分を新規求人や既存求人の中から優先順位高いものを随時追加して受けていきましょう。
最後に元エージェントから一言
(是非読んでください、良いこと書いてます)
冒頭にも書きましたが、転職エージェントは、応募してもらうことがとても重要なんです。
そして転職エージェントはあなたにたくさん応募してもらい、どこかの会社に入社をすることは重要なのですが、どこの会社を応募をしてどこの会社に入社するかは、さほど重要ではないんです。(あえて強めの表現で書いてます。)
だからこそ応募までのプロセスについてはあなたの都合であなたの判断で行うことがとても重要です。
これ以降のプロセス(1次面接、最終面接、条件調整)は転職エージェントも非常に協力的にはなります。(入社まで近くなるから)
ただ求人紹介・応募のフェーズでは残念ながら、そうではないことが多いのです。
応募順番・応募数を誤ってしまいますと転職活動全体の結果にも大きく影響しますので是非参考にしてください。
元転職エージェント兼コーチ兼キャリアコンサルタントとして、ライフプランも含めたキャリア支援もしております。
現状受付もしていますので興味ある人は以下リンクより問い合わせください。(タイミングによりお断りさせていただくこともあること、事前にご了承お願いいたします。)
ではまた。
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