【教師の魅力】人と出会うプロ@現役中学教師
このシリーズでは、『教師の魅力』について様々な面から語っていきたいと思います。個人の見解なので、人によってはそれは違うと思うかもしれませんが、私自身が魅力と感じる部分を紹介し、少しでも教師の良さをわかってくれればと思います。
『出会い』のプロ
教員という仕事の大きな魅力のひとつは、『出会い』のプロだということです。
教員は、とにかく人との出会いが多いです。子供や先生、保護者の方や地域の方、毎年100人規模の人と出会うと言ってもいいと思います。
① 子どもたちとの出会い
学校には毎年たくさんの子どもたちが入学してきます。たとえば、1学年4クラスの学校なら約120人、7〜8クラスの学校なら200人以上
もちろん、全員と関わりが持てるわけではありませんが、担任なら30人、学年主任として全体を見るなら100人以上の生徒と関わります。
子どもたちとの出会いは、毎年新しい発見と学びの連続です。彼らの成長を支えながら、教員自身も視野が広がり、人間的に成長することができます。
② 教員同士の出会い
教員は異動が多く、毎年多くの先生方と出会います。私の学校でも毎年10人前後の先生が異動しており、新しいメンバーが加わるたびに新たな刺激や学びがあります。
さらに、部活動や研究会、委員会活動を通じて、他校の先生や教育委員会の方々とも関わる機会があり、教育の幅が広がっていきます。
③ 地域や保護者との出会い
学校は地域と深く関わる場所でもあります。保護者の方々とはもちろん、地域のボランティアや子どもたちを見守る方々ともつながりがあります。
こうした出会いを通じて、地域の文化や価値観を学び、それを授業や学校行事に生かすことができます。
地域の方と共同しながら教育活動をするのは自分自身の幅も広がるので、とても刺激になります。
コミュニケーションが苦手でも大丈夫
「人と関わるのが苦手」と感じる方は、教員に向いていないのでは…と不安になるかもしれません。
私自身も、最初は人と関わるのが得意ではありませんでした。しかし、子どもや先生方、地域の方々と関わるうちに、自然とコミュニケーション力が身についてきました。
教育という共通の目的があるからこそ、会話が生まれ、関係が深まります。「話すのが苦手」でも「人が好き」なら、教員という仕事はきっと向いていると思います。
教員コミュニティの課題
一方で、教員同士のつながりが中心になりやすいことは課題です。教育現場だけにいると、考え方が偏りがちになることがあります。
よくこんなことを聞きます
『教員は世間知らずだ』と
そうならないように、私は意識的に、保護者や地域の方々と関わる機会を増やしたり、教員以外の友人とのつながりを大切にしたりしています。そうすることで、新しい視点を得て、教育活動にも良い影響を与えられていると考えています。
最後に
考えてみると、これまでの10年以上の教員経験の中で、多くの生徒や先生と出会い、現在勤めている県全域に知り合いがいると言っても過言ではありません。それは、自分の住む地域に多くの仲間がいることだと思っています。
そう思うと、それ以上に心強い事はありません。
この記事に共感していただけた方、教員という仕事に興味を持っていただけた方は、ぜひスキやフォローをお願いします!
他の記事でも、教員の魅力について発信していますので、ぜひご覧ください。