大津市内の公民館、市民センターロビーで無料Wi-Fi使えます！
大津市議会協生会は「学べる環境をすべての人に」届けるために、身近な地域で学ぶ機会を提供することや公共施設での無料Wi-Fiサービスの提供を求めてきました。
中でも各学区にある公民館（コミュニティセンター）は一番身近な社会教育施設として、市民のみなさんが今の社会の中でよりよく生きるために必要な知識技術を学ぶ機会を提供する役割を担っています。そのためにはネット環境の整備が必須だと考え、常時接続のインターネット環境整備を求め続けてきました。
その市民センター（支所・公民館・コミセン）へのインターネット通信環境の整備がやっと実現することになりました。
市民センターロビーに無料公衆Wi-Fiを整備するための工事は市内36市民センターで順次進められており、今日の教育厚生常任委員会で今年度中に利用が開始される旨の報告を受けました。
委員会終了後に担当課に詳細を確認したところ、最後の工事が9月29日に完了し、9月末から全ての市民センターのロビーでインターネットが使えるようになるとのことでした。
また、公民館・コミュニティセンターについても、建物壁面への情報コンセント設置工事は完了しており、接続機器の配備も9月までに終わっており、利用開始に向けて着々と準備が進められており、11月頃をめどにインターネットの連続利用ができるようになります。
公民館で利用する場合は、8時間ごとに一旦接続が切れますが、接続回数の制限がないので、実質無制限で使うことができます。
インターネットの接続環境が整備されたことによって、公民館事業として高齢者向きのインターネット入門講座やスキルアップ講座を開催したり、インターネットを利用したサークル活動や会議などもできるようになります。
また、公民館のインターネット環境を利用してネットで配信されている無料の学習動画などを利用し、地域の子どもたちに学習機会を提供する寺子屋活動などもできるようになります。
ネットを無料で使えることで経済力に左右されず誰もがインターネットを利用できる、インターネットを利用して学べる生涯学習環境が整えられます。
今後は、このネット環境を活用して市民に学びの機会を提供することや各種行政手続きなどの利便性向上について提案していきたいと考えています。
公民館で生涯学習専門員として働いていた頃、公民館にインターネットの環境がないことでずいぶん悔しい思いをしました。
インターネット環境さえあれば、高齢者の方々や自宅にネット環境のない方々にインターネットを利用した講座やスキルアップの機会を提供することができるのに、と残念な思いをした日々を思い出します。
実現してよかった。
今後はインターネット環境を活用して、情報化社会をより良く生きられるよう必要な学びの場を各地域で広げていって欲しいと思います。