教員採用試験の志望理由の書き方について思うこと
教員採用試験の受験サポートをしている私。教員採用試験に合格し、採用されたのは平成元年のことです。受験される方の、親御様の年齢よりも上かもしれない、そんな年齢です。
実際に教採受験をしたのはかなり前だけど、教採は全然変わらないなあ・・と実は感じています。
「教育」って結局、根っこの部分が変わらないからなのかも。
今回は、そんな私が今思う「教員志望理由」の書き方についての話です。
教員志望理由の書き方
教員採用試験を受験する場合、志望理由を簡潔に書いて提出することがほとんどですよね。
面接の際には、その記入されたものをみて、質問をされることもあると思います。
なので、どんなことを書いたら合格につながるかな?と、ものすごく悩んでしまうのは当然。
とはいえ、志望理由の書き方については、すでにいろいろな機会で、書き方や、具体例などを知ることができるので、不安に思いながらも、書き上げることはできるのではないかな?と思います。
私は、それで十分だと思っています。
無理をして自分らしさを出すとか、何か素敵なエピソードをみつけるとか、キラッと光るものを文章に織り込むとか、そういったものがなくても、「正しい日本語表記」ができていれば、それで大丈夫だと思うのです。
もちろん、個人的な意見ではあります。
それは、教育委員会の採用担当でない限り、本当のことはわかりません。
志望理由は面接で問われるけれど
面接は、受験者の方の情報から、面接官の方が質問をしますが、志望理由は、面接の際の手がかりにするもののひとつです。
元面接官と一緒に対策講座を行った時も、志望理由を聞いていました。
ですが、教員採用に限らないと思いますが、面接での質問の意図は、質問内容そのものにあるというわけではないことも多いです。
たとえば、教員の志望理由は何ですか?や教員の志望理由に恩師との出会いが書かれていますが、具体的にお話していただけますか?
などと聞かれた場合、
どんな人なのかな?
人と接するときは、どんな風に話すのかな?
(教員は人と接する仕事なので)
言葉づかいの癖はあるかな?
そういったことを、答えている様子を通してみているかもしれません。
受験者の方に、同じ質問をすることで、その違いから、その人の特徴を感じとることもできるし、会話の中から、その人らしさも伝わってくることがあります。
それは、面接官となる方々(校長等)が、それまでに多くの保護者、児童生徒等と関わってきたからこそ感じるものなのかもしれません。
教員志望理由を書く時のポイント
このようなことから私は、教員志望理由を書く際は、
これで問題ないと思っています。
この記事のまとめ
先生になってみたものの、何もわからずてんてこ舞いをした私。なのに、こんな風にみなさんにお話する機会ができました。
楽しかったことも、辛かったことも、よくできたことも、うまくいかなかったことも、みんなひとつひとつの「経験」が教えてくれました。
成功とか失敗とか、そんな風にわけなくても、経験は自分をつくっていくことになるんだと感じています。
みなさんも先生になると、先生としてのはじめてをたくさん「経験」することになりますね。
志望理由にそんな「夢」や「想い」を書いてもよいのかもしれません。
何を求められているかよりを意識するよりも、自分の想いを正しい日本語で書いてみる。
考えれば考えるほど、そう思うのですが、いかがでしょうか。