
令和8年度採用教員採用試験向け「令和の日本型学校教育」ここを確認しておこう(教育時事:令和3年答申)
「「 令和の日本型学校教育」の構築を目指して ~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」の答申。
令和3年1月 、中央教育審議会から示されてから、4年が経とうとしている現在、「令和の日本型学校教育」は今、何を重視しているのでしょうか。
今回は、令和8年度採用の方が、受験対策として学習すべきポイントを確認しみたいと思います。
令和8年度採用向けの「令和の日本型学校教育」対策
いきなり本題ですが、特にていねいに確認しておきたい部分は2つあるとみています。
・「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善
・「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実
このことが重要な点であることは、令和7年度採用のときも、令和6年度採用のときも変わっていません。
そして令和8年度受験に関しても同様に重視していることは、以下のように答申に記されていることからもわかります。
このような社会の変化に対応し、日本の学校教育は更なる高みを目指しており、現行の学習指導要領は、子供たち一人一人が、予測できない変化に主体的に向き合って関わり合い、その過程を通して、自らの可能性を発揮し、よりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるようにすることが重要であるとした上で、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を重視している。
また、「 「 令和の日本型学校教育」の構築を目指して ~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)」(令和3(2021)年1月 26 日中央教育審議会)においては、全ての子供たちの可能性を引き出す、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を通して、新たな学びの実現による学校教育の質を向上させることが求められている。このような新たな学びは、より高度な指導力を必要とするものであり、現職教師の指導力向上とともに、教職の魅力を向上し、教育界内外から教師に優れた人材を確保し続ける環境整備が必要不可欠である。
日本の学校教育が、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を重視していると記述されていますね。
それは、現行の学習指導要領でも重要であるとしている、とも記されています。
水色枠の記述の一部分を、ものすごく砕けた言い方でいうと、
「主体的・対話的で深い学び」になるような授業をしてね。
それには「個別最適な学びと、協働的な学びの実現」が肝だよ。
そういった授業をするには、高い指導力が必要だよ。
という感じでしょうか。
令和8年度採用受験対策
ということで、今回は、令和8年度教員採用試験対策として、
「「 令和の日本型学校教育」の構築を目指して ~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」の答申については、
「個別最適な学びと協働的な学び」とはなにか
主体的・対話的で深い学びとはどういうことか
このことをしっかり確認しておくことが大切という話をさせていただきました。
「主体的・対話的で深い学びの授業」については、模擬授業の課題として、よく出題されていますので、二次対策としても、しっかりと確認しておきたいところだと思います。
この記事のまとめ
重要なことはわかっても、それを理解するというのはなかなか難しいですよね。
主体的・対話的で深い学びといわれて、理論としては理解できても、授業のイメージはわきにくいと思います。
日々授業を重ねている教員であっても、見本のような授業を展開できることは難しいです。
本当はイメージがつかめると、記述の内容がスーッと頭に入ってくるのではないかと思うところです。
令和3年答申の重要文確認
昨年度「ねこのーと」で作成した「令和の日本型学校教育の構築を目指して重要文の解説」は、令和3年答申の中の重要な記述を抜粋したものです。
教員採用試験では、資料から記述が抜粋されて出題されることが多いので、重要文の解説テキストを作成しました。
こちらも参考になるかもしれません。
無料の部分もありますので、よかったらのぞいてみてください。
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