「学習評価」は例をみるととてもわかりやすいと思う話
教員採用試験勉強をしていると、似たような用語が多くでてきて混乱することがあります。
今回は教員採用試験受験生が、「よくわからないから、とりあえず覚えておこう」と思いがちな「学習評価」についてお話したいと思います。
「学習評価」は用語のみを覚えるよりも、全体像で捉えた方が断然理解しやすいです。
通知表における各教科の評価
学校現場で「評価」というときは、ほぼ「学習評価」のことです。
学校では「評価部(評価委員会)」などの評価担当の教員をおくほど、「評価」はとても重要です。
学習評価には、「指導に生かす評価」と「記録に残す評価」がありますが、今回は「記録に残す評価の中の通知表、成績表、あゆみ等といわれるもの(以下、通知表)」についてをお話していきます。
通知表における各教科の評価は、学習指導要領に定める目標に準拠した評価として実施するものです。
通知表の例
通知表の一部をみてください。
(これは私が作成した例です)
図の中には、
目標に準拠した評価
観点別学習状況の評価
評定(「評価」とは違うけれど似ている)
個人内評価
絶対評価
という用語が書かれ、ここが一番ごちゃつきやすいところです。
説明を水色枠内に記しました。
文字にするより聞いた方が簡単にわかると思うので、ユーチューブにもアップしますね。
この記事のまとめ
教員経験がないと、とてもイメージしにくいのですが、「学習指導」と「学習評価」はセットです。
今の授業(学習指導)が子どもたちの学びにつながったか(学習評価)、と振り返り、次の授業改善につなげていきます。
授業中であっても、評価しながら授業をすすめます。
その繰り返しです。
目につかない部分の仕事は、教員にもたくさんあります。
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