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記野式Blog:世界一のTencentでも共産党にはかなわないけど、それでもいいんだろなと思ったりする件
ロイターによると、2021年11月24日に「Tencentのアプリがユーザーの権利やプライバシーを侵害していることが判明したため、規制当局により新しいアプリの配信やアプリの更新が差し止められた」とのこと。
Tencentが中国国内で公開しているアプリは70以上、同社のゲーム部門が公開しているゲームアプリは100以上あり、これらがいったんすべて配信を、更新を止められたことになります。引き締めにかかる中国政府からの一連の規制と考えられますが、停止期間がいつまで続くかは不明とのことです。
世界一のゲーム会社Tencentでさえ中国の政府には逆らえないのですね。
Bloombergによると、中国の国家市場監督管理総局(SAMR)が20日、アリババグループやTencent、百度(バイドゥ)などに対し、独占禁止法違反で総額2,150万元(約3億8,370万円)の罰金を科すと発表していますし、先月にはフードデリバリー事業を展開する美団(日本でいうUber Eats的な会社)に34億4,000万元(約613億9,200万円)の罰金を科したばかり。
メルマガにも書いていますが、アメリカの株式市場に上場した配車アプリのDiDi(滴滴)も上場したばっかり、それはいいんですが、それに際して結構本国からきっつーいお咎めをうけていました。で…中国当局はDiDi(滴滴)に3、4日前に上場廃止を求めているようだとのBloombergのニュースがありました。
これは少し前にアメリカがTiktokやWeChatなどから重要なデータが漏れる!とアプリ配信を禁止しようとしたアメリカ側の施策とまったく同じ。つまり「ハムラビ法典」。目には目をなのです。逆に中国側からアメリカに情報が流れるのを嫌っているのです。
考えないといけないのは、西側から物申す我々の意見に対して中国だって中国の言い分があるんですよ。デカップリング(分断)は続きます。デカップリングはそれぞれがそれぞれであって交わらなくていい、って発想です。
必ずしも「我々の世界が絶対に良いとは限らない」ってことも自覚しなくてはいけない時代かも。我が国のバラマキ政治やいつまでもデフレが続き生産性が低いと言われる経済や、誰でも何でも言えてしまうネット中傷など社会問題も並べたときに本当に「日本はものすごくいい国だ!」と言い切れるかな?と最近思ったりもします。
パトリオット(愛国者)であることは私もそうでしょうし、アメリカ人も中国人もそうなんでしょうからお互いに認め合っていくしかないのかと。
と、言ってもビジネスの世界では簡単に聞き流せない情報っすよね。ニュースはアップデートしていきます。
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— カイオス記野 (@Kyos_Kino) November 29, 2021
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