旅を楽しむ季節 - 〈寒露〉 (B面)
ちょうど秋分の季節をすぎて、
昼と夜の時間が夜の方が
長くなりはじめる寒露の季節。。。
そんな秋の夜長に、ふと小学生の頃に読んだ
マンガに出てきた、「 百人一首 」の一句が
あたまをよぎる
『 あひみての のちの
こころにくらぶれば
むかしはものを
おもわざりけり 』
これは、解説書きでよくある心を
よせる異性の人へのアツい気持ちだけを
描いたものなのかな。。。
もちろんそれはきっとあるのだろうけれど
この「あひみての、、、」で
くくられたなかに、いろいろな、
自身の感受性を通して物事を味わうことの
全般による、新たな感性や可能性の発見や、
なんとも言葉にしようのない自身の内側から自然とわきおこるさざなみのようなリズムをもった感受性の発露との遭遇のようなモノも、
ふくまれているような。。。いないような。。。
そんな曖昧さが、この歌からは、感じられてなんとなく惹きつけられる
時代をこえて、心を響かせてもらえるって
なんだかいいな。。。
まるで時間旅行のようかも。。。