肌再生医療とは?特徴やメリット、再生医療の違いを解説
こんにちは。共立美容外科の磯野です^^
今回は、肌再生医療とは何かについてお話したいと思います!
肌再生医療の特徴やメリットをご紹介し、またよく疑問に思われる方が多くいらっしゃるので、この機会に再生医療との違いにもついても解説したいと思います!
肌再生医療とは?
肌再生医療とは、どのような医療なのかをまず解説していきます。
特徴や肌再生医療で活用される細胞の紹介と、肌再生医療をクリニックが提供するにあたって必ず守らなければならないルールがありますので、一つずつわかりやすく解説します。
ちなみにですが、クリニックのルールは、肌再生医療を受ける際のクリニック選びに活かせる知識ですので、知っておいて損はありませんよ^^
肌再生医療の特徴
自身の肌の細胞を約10,000倍に培養し、ニキビ跡による肌の凹みやたるみ、シワなどに移植する治療法が「肌再生医療」です!
根本治療ですので、一度お悩みが改善されたら半永久的にその効果は持続します。
そして、加齢による肌のトラブルを改善させたり、肌の変化を遅らせる効果があるといわれています。
肌再生医療に使われる細胞には「線維芽細胞」と「PRP」があり、特徴が大きく異なります。
「線維芽細胞」について
「線維芽細胞」というのは肌の真皮層にある肌細胞のことをいいます。
真皮層は、肌の弾力や潤いを保つために必要な層となっており、コラーゲンやヒアルロン酸などが生成される場所です。
線維芽細胞は、ハリを保つために重要なコラーゲンやエラスチン、肌の潤いに欠かせないヒアルロン酸を生み出し、新陳代謝を促す働きがあります。
「PRP」について
「PRP」というのは「多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)」のことをいいます。
美容医療で実際に使用する際は、患者さまの血液を採取し、遠心分離機で分離させて血小板のみを抽出してRRPを作成します。
PRPには肌の傷を修復させる成長因子が入っており、その成長因子が持っている組織修復能力を利用して治療を行っていきます。当院でいうと「PRP皮膚再生療法」に該当します。、
PRPは肌再生だけでなく、AGAの再生療法や臓器の再生療法などさまざまな分野で活用されているのも特徴です。
肌再生医療を行うには厚生労働省の認可が必要
肌再生医療は、非常に高度な技術と豊富な知識が必要な難しい施術です。
よって、クリニックが肌再生医療を導入する際は、厚生労働省に申請し、認可を受けなければなりません。
しかし、悪徳なクリニックでは認可が降りていないにも関わらず、肌再生医療を提供しているケースもあります。
悪徳なクリニックを引くことを予防するため、クリニックのサイトで症例を確認したり、症例の数を確認してからクリニックを選ぶことをおすすめします。
線維芽細胞とPRPそれぞれの治療法について
線維芽細胞とPRPそれぞれの治療法について解説していきます。
どちらも真皮層にある細胞に働きかけ肌の再生を促す治療なのに変わりはありませんが、得意とするお悩みが異なります。
線維芽細胞を用いた治療法
線維芽細胞を用いた治療法は、患者さんの皮膚を少しだけ採取し、その皮膚を細胞培養センターという専用施設で培養してから施術を行います。
培養が完了したら、美容クリニックで気になるシワやほうれい線、目尻のシワ、口角のシワなどに注入していきます。
線維芽細胞は、コラーゲンやヒアルロン酸の生成に欠かせない細胞であるため、線維芽細胞が増えれば肌のハリや潤いも向上します。
持続時間が長いことや、一度線維芽細胞を採取できれば数回注入が可能となるため、継続しやすいといったメリットがあるのも特徴です。
PRPを用いた治療法
患者さんを採血し、採取した血液を遠心分離機にかけて分離させ、PRPと呼ばれる血小板が濃縮されたものを施術に使用します。
シミやしわ、ニキビによる強い炎症でできたクレーターといった気になる箇所にPRPを注射器で注入していきます。
PRPの成長因子により、コラーゲンの増殖を促したり、血小板本来が持つ傷の修復作用を活用して、肌の傷の修復やターンオーバーの促します。
アレルギーの心配もありません。
肌再生医療のメリット
肌再生医療のメリットには、大きく分けて2つ挙げられます。
エイジングケアができる
美肌のキープに役立つ
エイジングケアができる
年齢とともに肌にハリが失われ、たるみやシワが出てきたり若い頃のダメージが出てきてシミが増えたりといったことが起こってきます。
PRP皮膚再生療法は、上記のような加齢によるお悩みを改善したり、進行を遅らせたりする効果があるとされています。
新しい細胞が体に定着するまでに、およそ6か月〜1年くらいかかりますので、従来の美容医用の施術と比べると、効果を感じられるようになるのはゆっくりです。
美肌のキープに役立つ
ターンオーバーが促されたりコラーゲンを増やしてハリを与えてくれるため、美肌のキープにも役立ちます。
肌の再生医療では、年齢を重ねるごとに失っていく幹細胞を増加させ、働きを活発にさせる働きがあるため、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、タンパク質がきちんと生成されるようになります。
よって、潤いがあってハリのあるプルプルの肌を維持する効果が期待できます!
肌再生医療と再生医療の違い
「肌再生医療」と「再生医療」は、根本的な部分は同じではありますが、再生医療は”人の細胞や再生機能を使い治療する医療”をいいます。
ですので、肌の再生だけでなく、病気やケガなどで細胞が欠損したり損傷したりした部分を治療する時にも使われます。また、臓器の機能が低下した場合の治療にも用いられています。
ES細胞(胚性幹細胞)
ES細胞は、1998年不妊治療で余った受精卵で研究されたのが始まりで判明した幹細胞です。さまざまな細胞に分化する万能な細胞とされていますが、拒絶反応が起こったり、腫瘍やがんになることがあるデメリットがあります。
iPS細胞(人工多能性幹細胞)
2007年に、山中教授か研究・開発した細胞です。皮膚の体細胞を採取して、たくさんの遺伝子を加えて作ります。
しかしデメリットとして、腫瘍やがんになる可能性が指摘されています。
体性幹細胞
骨髄や脂肪などに含まれる幹細胞を「間葉系幹細胞」といいます。
大きな特徴として、骨・軟骨・腱・脂肪・神経など結合組織系に分化が挙げられます。
体への負担はとても軽く、重篤な副作用などもありません。
肌再生医療はいつまでも美しく自信のある肌をサポートしてくれる治療法
肌再生医療は、いつまでも若々しく美しい肌になりたい方の見方です。
一方で、再生医療は、増加や部位の欠損などを修復する方に使われます。
共立美容外科でも肌再生医療を行っていますので、興味のある方はぜひサイトを覗いて見て下さい^^