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初agefarreで衝撃体験をして後日パラパラDJをやった話(1)

 2024年11月10日。私は隅田川沿いでパラパラのDJをやりました。なんでだろう?今でもよくわかっていません。今回はそんなお話の前編です。

2024年9月29日。AGEHA主催のイベントagefarre(アゲファーレ)の熱狂にやられる。


 さかのぼること1年前。お台場の青空の下、ユーロビートがかかる場内でパラパラを踊っている人たちの動画をたまたま見た。絶滅したと思っていたパラパラがまだ健在ということに興味を惹かれた。agefarre…これは来年行くしかないと。

 そして1年が過ぎ、私はagefarreのことをすっかり忘れていた。開催3日前にまだ前売り価格で販売していることを知る。そういえば動画楽しそうだったよな、会場は家からも近いし。軽い気持ちでチケットを購入。トレーラー超アッパーだ。ワクワクする。


 会場近くのバス停で降りて歩く。少しすると遠くからユーロビートが聴こえる。果たして自分が行ってもいい場所なのか、平成のノリでチーマーみたいな人がいたらどうしよう…ここにきて少し不安になってきた。

 そんなものは会場に入った瞬間になくなった。eggやmen'seggみたいな人は多かったがみんな笑顔でフレンドリー。彼らは再会を祝って乾杯したりワチャワチャとじゃれあったりしている。オラついている人がまったくいない空間。スーパー快適。

 メインステージではジョンロビンソンがDJ中だった。ジョンロビ、YOJI BIOMEHANIKA、REMO-COM…若いころ通らなかったアーティストが私をいざなう…みんなバリバリ現役だしむっちゃカッコイイ。ジョンロビンソンなんてここに来るまでプロレスラー、マグナムTOKIOのテーマ曲だけの人としか思っていなかったもん。自分の食わず嫌いを恥じる。

曇り空のもと、ジョンロビンソン降臨!


 サブステージではパラパラを初めて見た。がっつり踊っている人、フリを軽くやるだけの人、いろいろだがその場所には熱量があった。私より全然若い人たちも踊っている。DJ、MC、ダンサー、お客さんみんなで空間を支配している感がすごかった。フリ覚えたら楽しいんだろうな。

 お客さんのフレンドリーさも心地よく道行く人に「このシャツかわいい」などと声を掛けられる。ビールを飲み、ふらふらしていると会場内で私と同じ年くらいの男性に声をかけられた。ここ数年アゲファーレに行くことが恒例らしい。我々おじさんを許容してくれる空間、そしてピースな感じがたまらなく良いそう。まったく同感だ。

バイバイagefarre!来年も行きたいなあ~。 

 ラストのYOJIがDJしている途中で泣く泣く会場を後にして終バス(これを逃すと大変なことになる)に乗り込む。車内でひとりagefarreマジ楽しいイベントだったなあとニヤニヤ。周りの人たちは変な人だと感じていたに違いない。それと同時にふと「パラパラのDJやりたいなあ」と思った。思ってしまったのだ。
つづく。


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きょーき
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