着眼点先輩を見ました。
こんばんは、黒さわです。
本日も誤読記事なので、お手柔らかに。
わたしは九月のコントが好きなのですが、5〜10本に1本くらい笑えないコントがあり、結構な頻度で九月のコントを見ると心臓がギュッてなります。
今回取り上げるのは着眼点先輩です。
サークルの鬼、本音まであと少し、チェックシャツとリトマス紙とかが同じような理由で心がキュッとします。
着眼点先輩、めっちゃ良い人だと思うんですよ。
自分が解答を出せないってことを知っていて、頼られないことに(おそらく)寂しさを感じていて、後輩に頼られて嬉しそうで、なんとか自分にできることって考えて、壁だと思ってくれていいからって。なんとか自分のできないことを乗り越えようとして。結局ドッキリだったみたいな。
そのときの彼の感情、きっといろんなこと考えたんだと思うんですよね。悲しさや寂しさもあっただろうし、怒りもあるだろうし、やるせなさも、恥ずかしさも。
ハッピーエンドにしてくれよって思うんですけど、でも、それだとあまりにも嘘だなぁとも思うんですよね。現実ってなんか、そのまま続いていくし。
わたしはこういうコントを見ると、彼の感情と自分の感情が混ざり合って、情緒がぐちゃぐちゃになることが多いです。
心臓の奥の方がぎゅってなって、そこにいない架空の登場人物に寄り添ったり励ましたり抱きしめたくなったりします。
着眼点先輩ともし同じサークルにいたら、わたしは彼に何ができたかなぁ。心の中では隠してあったカメラ叩き壊して、先輩の息のしやすいところに連れて行きたいと思うけど、きっと何もできないんだろうなぁ。
でも、これを書きながら、もしかしたら先輩を茶化していた周りは、愛ゆえにこういういじり方をしてたのかなとかも思いました。
もしかしたら先輩も、答えを出せないことも自分の特性のひとつだって捉えていて、そんなにマイナスには思っていないのかなぁ。とにかく先輩と話がしたいです。彼がどう思っていたのか知りたい。
そう、九月のコントを見ると、あぁわかり合いたいな、話したいな、関わり合いたいなって思うんですよね。架空の存在なのに、近くて愛おしく感じます。
架空の彼とは関わり合えないけれど、どうか先輩が幸せでいられるといいと思います。
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