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雪の上の足跡、心身に宿る温かさ
夜中に雪が降ったので
今朝はまだ除雪がされていないところも多く、
朝の散歩は雪道を歩きました。
誰もまだ歩いていない雪の上に
足跡をつけて歩くのは、
大人になっても楽しいですね。
朝の冷たい空気を頬で感じながら、
それに対抗する自分の「熱」を感じ
さらに歩くことで
体がじんわりと温まっていくのを感じました。
一昨日の朝は、あまりの寒さに
動くこともできず、
家の中でじっと縮こまっていました。
動けば体は温まるとわかっていても、
寒さで体がカチカチに固まり、
動く気にもなれないくらい。
入浴して、やっとほぐれていきました。
昨日の『オイリュトミー療法の基本要素』の読書会でも、
体を温めてから療法を行ったほうが
断然効果が上がるという話がありました。
たとえば、発達障害のあるお子さんは、
熱を生み出す力が弱いことが多いため、
体を温めてから治療に入るとより効果が上がるそうです。
実際に、我が家でも発達凸凹の長女が
学校から帰ってきたあと、足浴をすると
気分がほんわかほぐれていくのが
目に見えてわかります。
長女はすっかり足浴が大好きになり、
自分から「やりたい」と言うほどです。
一方、次女は湯たんぽのようにいつもポカポカな子。
じっとしているより、帰宅後すぐに遊びたがります。
だから、足浴をやりたがることはあまりありません。
私自身も足先が冷えやすいので、足浴は大好きです。
発達障害や冷え性の方は、
特に自分から熱を生み出す力が弱くなっています。
だからこそ、足浴やマッサージのように外から熱を入れること。
あるいは、ストレッチなどの軽い運動で体を温めること。
それが、体を動かす土台となり、
心の安定にもつながるのだと思います。
体を温めることは、
ただ寒さをしのぐだけでなく、
動く力を引き出し、心を整える。
私たちは、思っている以上に
「熱」の力に支えられているのかもしれませんね。
そんなことを感じた、雪道の朝の散歩でした。
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