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節目を大切にする日本人の心

いよいよ12月に突入です。2023年もなんだかあっという間に終わってしまいそうな感じですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?

これから年末年始と何かと気忙しい時期になりますが、実はこの「年末年始の気忙しさ」って日本だけなんだとアメリカに来て思いました。こちらには同じような「気忙しさ」がほぼないように感じます。お正月は日本のように祝う感じではないのでなんだかあっさり年が明けてしまい、物足りなさを毎年私は感じています。

こちらでも、11月末の感謝祭と12月末のクリスマスとホリデー目白押しで、その意味では忙しい季節なのですが、「日本のような気忙しさ」とはだいぶ違います。

私はむしろ、日本の「気忙しさ」が恋しいです。笑
それがないと年越しした実感が湧かないからかもしれません。笑
長年染みついた習慣って、面白いですね。

日本での年末の気忙しさは、『新年を気持ちよく迎えるための準備』ですよね。
アメリカには、ニューイヤーパーティーはあっても、忘年会なるものは存在しません。日本人は、『事の初めと終わりを大事にする』風習があるからこそ「年末の気忙しさ」も存在するのかもしれませんね。

そう考えると、欧米では日本のような学校の始業式・修了式が存在しません。
新学期もいつの間にか始まり、学期の終わりもあっさり終わる。高校や大学など大きな節目の卒業は盛大に祝うけど、それ以外は何もないので、この点も私は非常に寂しく思っているところであります。

この記事を書きながら、
『あぁ、日本人って事の「始め」や「終わり」をとても大切にする国民なんだ』とつくづく感じました。
私は、そんな日本人らしさを大切にしたいなと思います。

そうはいっても、気忙しさには飲み込まれずに健やかにお過ごしくださいね。
ポジティヴヘルスの健康の秘訣は
『自分が健康の調和をとる指揮者になること』。
年末の気忙しさの中でも、体調を崩さずに乗り切るためにも
自分が健康の主役を忘れずに!

日本のお正月を恋しく思っている海外在住者はとても多いです。お正月だけでも日本らしくていいですが、年末の気忙しさと一年の煤払いをして、自分自身も家も清めてから新たな一年を迎えるという一連の風習が日本人の精神の現れでもあり、私にはとても懐かしいです。

ぜひ、お正月との一連としてある「この気忙しさ」を日本独特の精神として味わいながら楽しくお過ごしください。

※ちなみにアメリカでは年末ではなく、スプリング・クリーニングと言って春に大掃除をするのが一般的です。


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