合格点に達しないスクール
一昨日はスクールの卒業日だったんですが、
「試験します」というと、皆さんビビるらしく(苦笑)
もちろん100%覚えられるわけもないので
現状でどこまで理解しているか、どこまで私の言葉が共有できているか
という私自身への試験でもあります。
今回のスクールは、実は自分への試験でもあり、
コロナ禍において最低限のスクーリングで、どれくらい伝えられるか?
という私自身の試験でもあった。
結論からいうと、今回の私の試験は合格点にはならずだった。
改定が必要であるということだ。
ひっそりとスクールは2014年くらいから活動していて、
最初の頃は、単に私がやっていることを
「伝える」しかやってこなかったなと思っています。
当時の私がやっていた
「教える」っていう行為は、自分の理解度をはかるというか。
自分がどこまで理解しているのか?
説明するためには少し奥深い階層を知らないと、表面ツルッツルの、
奥行きのない、単なるコピペしただけの、
伝言ゲームにしかならない。
それが悪いわけではなくて、
伝言ゲームで終わっちゃったな・・・・本当に相手が腑に落ちたのか?等
一人反省会をするわけなんです。
教えることによって、少しずつ少しずつ層をバームクーヘンのように
自分の技術・知識をじっくりじっくりと焼き上げて言った感じ。
基本的な反射区はもちろんのことながら、
私がスクール生の頃に習った「関連する」知識、
間違えやすいところ、
私自身が施術しながら腑に落ちない事柄、
私の実体験なんかは自分のカラダを通して感じたこと、
お客様のカラダを通して感じたことを私なりの解釈
を伝えたり。
(あっているのか、あっていないのかは不明だけどと伝えながら)
すると、次の問題が沸きあがる。
「時間内に終わらない」問題。
伝えることは山ほどあって、伝えたいことも日に日に更新される。
伝えようとすればするほど、ボリュームが増えれば増えるほど
当然だが時間が足りない問題が浮上。
中身を濃くすると「え?こないだもこの話したけど・・・・」と
私の心の中で伝わってないことに落胆する毎日(笑)
結局何を教えればいいのか?
触り方、反射区の細かい説明、臓器の説明、基本の注意事項。
そこから足つぼ好きで顧客目線から施術をつくったうちが
何を伝えることができるのか?
自分の全てをたった数十時間で伝えきるということが無茶あった。
自問自答を繰り返しながら、逆にどんなことを知りたいと思っているのか?
結果、生徒さんの受講時間数を最低限に絞ってみた。
動画を渡し、テキストを渡し、書いてあることの説明は多くを語らず、
触り方、要所要所での反射区の難所ポイントを伝え、
そこでどこまで理解度が深まるか?伝わっているのか?
それでもできるようになるんですよね。不思議と。
卒業試験に合格すれば、
一応そこまでで私の役割は終わり。
あとは個人での活動がスタートする。
ただそれで、慣れてきたらきっとすぐにポイントが抜けたりする。
私が伝えたかったポイントがそのテキストにはあるのか?
個人レベルでのメモできちんと拾うことができているのか?
なかなか伝わっているようで、伝わらないのである。
でも教えすぎても漏れる。
残念ながら「目の前で」必要のない情報は漏れるのである。
フィルターを通さないというか、引っかかりもしない。
最低限。最低限。最低限。
ただ頭がおかしいのか、こんなことを言いながら毎日が楽しいのである。
実際作業量が多くてなかなか発信もできないでいるものの、
テキストの更新作業等をするのは楽しいのだ。
その目の前必要でない情報を、卒業してから発信を受け取ってもらえる仕組みをつくればいいとふと思った。
私が伝えたい箇所は必ず抜ける。
そしてその伝えたい箇所っていうものが、
「あなたから施術が受けたい!」と顧客様から言われるようになるキモ。
今回最低限の時間数しかやらなかったものの、
足りないからダメだったわけでもなく、
足りないからこその継続できるサポート体勢をつくればそれがスクールとしての形になる。
コロナ禍だから思いついたこと。
コロナ禍だからできたこと。
それを私も毎日更新し続ける。
私も毎日勉強し、伝えるから伝わるへアップデートしています。
たになかちよ/足の記録帳 足つぼマニア、あしの研究家、足つぼ二スト、バイヤー 足の不調がきっかけで、コンプレックスの解消と美脚研究に余念がない。趣味は海外旅行とコーヒー。