父を好きになったきっかけ。の巻。
こんにちは。
きょんきょん。精神疾患夫婦二人暮らしです。
わたしは、両親と馬が合わなくて、こちら長野県の今のダンナさんである、、、。彼氏だった人のアパートに押しかけて、はじめは居候をさせてもらっていたのですが。
父も母も、すごくすごく
真面目なまじこと言って良いくらい、真面目で、一生懸命働く人ですが、「感謝せよ」とか生きているのは生かされているからだとか、命の尊さみたいなことで色々言われ続けて、こっちは、精神疾患で怠けているように見えるかもしれないけれど、精一杯生きているんだよ。と思っていました。
ある日、父に電話して「好きな人のところに行く、もう帰ってこない」と言って電話をガチャッと切って、「勝手にしろ」と怒鳴られて。
電車代と一ヶ月の生活費だけもって、主人のアパートに来ました。
わたしが、自殺未遂を起こしちゃったときも、なんで命を大事にしないのかとか、色々なことを言う両親でした。
親がイヤすぎて、勝手にこっちに来たのですが、、、。
もう、お父さんもお母さんも年寄りになったので、たまに連絡すると、ある程度難しいことはもう通じなくて、、、。
「ぼちぼちやれ。」と言ってくれるのですが。
その父の声の「ぼちぼちやれ。寒くなるから体に気を付けよ。」という感じの声がいつまでも、ああ、お父さんも人間で、わたしのことを気にかけてくれているんだな。と声の感じでよく分かります。
10年くらい前に、父の日のプレゼントで、紫陽花の絵を水彩絵具で描いて、100円くらいの額に入れて送りつけたのですが、その絵がわたしが色々描いてきた絵の中から一番父が好きなんだそうです。
父とは、今では、週一回くらい電話をしており、それは、三分くらいの電話ですが、「寒いからぼちぼちやれ。」と最後に言ってくれるので、ああ、感謝せよとか、一生懸命になれとか言わなくなってきたので、体調に波があることとかも少しは感じてくれているのだな。と思うようになりました。
ずっとずっと父を何か軽蔑していました。
子どもの時代、母への対しての言葉でのきつい言葉を言う癖みたいなものが、子供心に、これは暴言で。言葉の暴力だ。と思ってきましたのですが、母に対して、たまにロマンチックに「夕焼けがきれいやな。」とか「あの月が見えるか。きれいやな。」と一緒に仕事をしていて言うそうなので。
そして、わたしたち夫婦に対して、特に主人には「きょんきょん。を色々守ってくれていてありがとう。社会的ストレスから守ってくれてありがとう。」と言ってくれているので、、、。
実家暮らしをやめて、距離もおくようになって、電話も週イチだけ。それも2分か3分。となって。
あのとき勝手にしろ。と怒られたけれど、自分の人生を切り拓くために、もう、帰らない。好きな人のところに行く。あとは自分でどうにかする。と家出みたいなことをして、結果的にはよかったです。
そういうことで、良い距離感で両親と離れて、母もあれこれ言わなくなった来たので、自分も自分で色々やっていくというのは大変ですが、両親のそばから距離も色々離れ、今は両親のことが好きなので、よかったです。
ではでは。