清水邦夫の戯曲「エレジー〜父の夢は舞う〜」を上野ストアハウスで観た。

稽古場取材をさせていただいた「エレジー 〜父の夢は舞う〜」を観てきました。
https://magazine.confetti-web.com/news/51424/?fbclid=IwAR0i4gWLOWca2tgnPo7O4WLwkiBizZ2IbQv_i8-YACtKD0SUdvngaN1JdC4_aem_ARVtCfFkQKn3c37KoBZ6GJ1_8-bWU3m-BL_E5VXjwgjBC_h6sKbnY2wAnegB6hrzIio
本当に震えるほど、素晴らしかった…。
今も余韻に浸っています。セリフの美しさ、大人が本気でぶつかり合うシーンの迫力、主演の龍昇さんの大人の色気。小悪魔的な魅力の塩子役、関根麻帆さん。自由に生きることを切望する大人たちの物語だと思いました。あと本当に上品な大人の恋愛が描かれてる。
初演は1983年という高度経済成長期の過渡期なのに、現代を見据えたかのような大人の孤独を描いた物語でした。
昭和の話って、なんで人の言葉が美しいんだろう。
鼻っ柱が強い女の人が魅力的。男の人は、こんな小悪魔系女子に弱いんだろうなぁ。
清水邦夫という読売文学賞を取った戯曲家の傑作で、宇野重吉に当て書きされた脚本とのこと。この重厚感たるや。熟成されたワインのよう。格調高いけどコメディのようなセリフもあって、その匙加減も絶妙です。
まだまだ知らない名作があるな〜！仕事を通じて観られるのは嬉しいです。