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せんちゃん、犬を飼う(第7話)

3 どこから犬を入手する?

 犬の入手先は大きく分けて三つです。ブリーダーさんから直接お迎えする。ペットショップからお迎えする。もう一つは行政の動物愛護センターや動物愛護団体からお迎えする。この三つです。(最近は、子犬を拾ったという話はほぼ聞きません。)

 ブリーダーさんには、色々な方がいらっしゃいます。本当にその犬種が好きで、その犬種を大事に守っていきたいと思って家族のように大切に繁殖されている方、犬を金儲けの道具としか考えていなくて、いかにお金をかけずに犬を繁殖するかを考えている、いわゆるパピーミルという繁殖工場にしてしまっているブリーダーさん。動物の愛護および管理に関する法律による規制が厳しくなってきていますから、以前よりはマシになっているとは思いますが、どちらにしても、ブリーダーさんからお迎えする時は、ブリーダーさんのお家を見に行きましょう。実際に自分の目で見るのが一番です。その時は子犬さんだけでなく、必ずお母さん犬も見せてもらいましょう。
 
 お家をきれいに片付けても、臭いは隠せませんので、あまりにひどい臭いがする場合は要注意。それから犬の鳴き声ですね。たくさん犬を飼っていれば鳴き声を0にするのは難しいので、どう考えてもこの鳴き声はおかしくないかな?と思った場合は、そこからお迎えするのは辞めましょう。
 
 子犬の時期は社会化期と言われる大切な時期なので、母親犬と兄弟犬と穏やかに過ごしていること、そして人の手をしっかりかけることが重要になってきます。まぁ、少しでも不幸な犬を救ってやろうと思われる方は止めません。がしかし、お家に迎えてから、しっかり手をかけてあげてくださいね。
 
 次にショップです。ショップも色々ありますから、お店に行く時間を変えたり、色々な店員さんと話をして、ちょっと長い時間ショップに居座って、ショップの方がどんな風に子犬さんを扱っているのか観察しましょう。少しでも疑問があれば、質問をしましょう。質問の答えにさらに疑問を抱いた場合は、よく知っている人に相談しましょう。納得してからお迎えした方が良いと思います。
 
 最後に、動物愛護センターや動物愛護団体からお迎えする場合です。いわゆる保護犬ですね。私は、初心者の方には保護犬はあまりお勧めしません。しっかり相談に乗ってくださる方がいらっしゃれば良いですが。家庭から放棄された犬の場合、放棄された理由によります。問題行動があり放棄された場合、センターや団体さんがある程度しつけし直してくださっているとは思いますが、上手に対応しないと、同じ問題が出てくる恐れがあります。また、野犬の場合、普通の犬とは行動が異なりますので、ちゃんと野犬のことを知っている人に相談できる方が良いです。

 どの方法を選ぶにしても、犬には個性がありますので、一言でまとめることができるものではありません。お家でしっかり犬を観察して対応していく必要があります。(つづく)

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