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もうひとつの並行在来線分離で起きること

こんばんナマステ💚🧡Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨

JR東日本の運賃改定が大きく話題で、そのなかでもとくに話題なのがこれ。

これ一体どーゆーことなのか、って話。

東京ー熱海間は在来線がJR東日本、新幹線はJR東海の運営であることはよく知られている。

でも、東海道新幹線はそもそも東海道線の増強として建設されたので制度上は同じ路線であり、普通乗車券には区別が存在しない。

例えば東京から伊東へ移動するのに熱海まで新幹線に乗ろうと湘南電車に乗ろうと構わないわけ。

もちろん新幹線に乗りたければ別途特急料金を払う必要がある。

ところがこれからは新幹線と在来線が別個の路線である。すると何が起きるか。

例えばだけど、柏から伊東へ向かうケースを考えてみる。

最初は在来線で行こうと思っていたら、出遅れてしまい、品川ー熱海間で新幹線に乗って遅れを取り戻そうとする。

今までなら柏ー伊東間の乗車券を持っているから、品川ー熱海間の特急券を買えば新幹線に乗ることができた。

けれどこれからは新幹線に乗りたければ品川ー熱海間の乗車券も買ってくれ、という話になってしまう。

こんな反論もあるだろう。

イマドキ在来線では乗車券なんか買わず、ICカードで移動するのが当たり前じゃないかと。

したがって当初在来線だけで行こうとしてたなら、普通乗車券なんて買ってないでしょと。

でもこーゆー人もいるのよ。

それはいざという時新幹線に転べるように、予め普通乗車券を買っておくという人。  

ICカードで柏ー品川間を移動して東海道新幹線に乗り換えようとすると品川での手続きが面倒くさいし。

都内と静岡県東部を行き来する人って結構、そーゆー買い方してると思うよ。

東海道線の函南から先はJR東日本のSuica区間とJR東海のTOICA区間の通算ができないので、普通乗車券を買っておくのは割と常套手段だと思うし。

JR両社からすれば運賃収入のややこしい按分がなくなるのでお互い嬉しいんだろうけども、ユーザーにとってはいいこと何にもないし、駅員さんの負担も増すだろうと。

小倉ー博多間では昔からJR西日本の運営する新幹線とJR九州の運営する在来線は別線扱いだけど、それはもう定着しちゃってるから。

今まで当たり前だと思ってたことが急にできなくなれば、しばらく混乱は続くと思うよ。

このことで話題になっている途中下車問題というのも解説しておく。

普通乗車券は101km以上(実際は100.1km以上)で途中下車ができるようになるんだけども、

JR東日本の東京ー伊東間は大都市近郊区間に設定されているので、途中下車ができない。

ところが、東京ー熱海間を「新幹線経由」として普通乗車券を発券すると大都市近郊区間ルールがきかなくなり、かといって新幹線と在来線が同一路線扱いのため湯河原ー有楽町間の各駅で途中下車できてしまう。

今後同じことをしたければ東京ー函南間の普通乗車券を買えって話なんだけどさ。

今後、東京・品川ー来宮〜伊豆急下田間における熱海での新幹線乗り継ぎは減るのかどーなのか。

昔は踊り子の座席が特急と思えないほど酷くて、速度も遅いから熱海で新幹線から伊豆急の観光車両に乗り継ぐパターンも定着していたんだけども、

いまは踊り子も座席まともで昔よりは幾分速くもなったからねぇ。新子安あたりで京急快特に踊り子が抜かれるシーンって見なくなったでしょ。

それじゃあバイバイナマステ💚🧡暑寒煮切でしたっ✨

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