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東海(静岡県・岐阜県・三重県)ご当地麺26選

はじめに

こんばんナマステ❤️Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ✨

ご当地カレーの探求から始まって、

横展開版のご当地麺シリーズ、

今日は東海3県、静岡県岐阜県三重県をやっていくよ❕

愛知県はどうしたって❓

名古屋めしの数がヤバ過ぎて、とてもひとつの記事にまとめることができなかったため、明日愛知県単独でやることにした。

したがってこの3県にも名古屋めし文化は広がっているけれど、愛知県内発祥の文化については割愛。

ご当地麵の基準がこちら。

①穀類の粉で生地をつくり、細長く伸ばした料理

②産地ではなく文化を基準にする

③自然発生的に生まれ地元の人たちに愛されている料理でまちおこし、地産地消のために創作されたものでないこと

④単一の店舗、系譜、資本などで完結していないこと

⑤広く普及しすぎて地域性を失っていないもの

⑥郷土料理・ご当地グルメを単にくっつけた麺料理も除外

なのであのつじ田BOX氏発案のつけナポリタンとか、岐阜タンメンとかは選外。

毎度のことながら著作権的に文字情報しかお届けできないものがあることはご了承いただきたく。

1.キャベツ家系ラーメン@静岡県伊東市

伊東を発祥にして伊豆半島や静岡県東部はキャベツ入りの横浜家系ラーメンが多く、ここで修行した人が開業した長野県にも飛び火。

2.帯うどん@静岡県賀茂郡東伊豆町稲取

幅広く伸びにくい饂飩で、そのまま茹でて食べてもいいが、鍋に入れることが多い。

3.御厨そば@静岡県御殿場市御厨

蕎麦打ちの際水を使わず、山芋や自然薯を使う。鶏ガラのつゆをかけて食べる。

4.桜海老焼きそば@静岡県駿河湾沿岸周辺

駿河湾で獲れた桜海老が定番。家庭もそうだけど、静岡県は駄菓子屋グルメが盛ん。富士宮焼きそばも広い意味でこの括り。

5.あんかけスパゲッティ、パルメザン@静岡県沼津市

名古屋と違い甘辛い餡かけ。チーズのかかったとんかつの載るパルメザンなど名古屋とは違ったメニューもあるが、店舗は少ない。

6.芹そば@静岡県富士市・富士宮市

芹の載った蕎麦。季節を問わず収穫可能なところから根付いた。

7.富士宮やきそば、しぐれ焼き@静岡県富士宮市

B級グルメ、ご当地焼きそばブームを巻き起こした日本一有名なご当地焼きそば。台湾ビーフンの再現を目指したことに由来する蒸し麵、肉かす、桜海老、鯖や鰯の削り粉が特徴。お好み焼きで挟んだしぐれ焼きも地元民には人気。隣接する山梨県南部町にも南部焼きそばという支流が生まれている。

8.溶き味噌ラーメン@静岡県静岡市清水区

タンメン的な薄いスープの中央に盛られた味噌を自分で溶かしていき、足りなければ追い味噌もできる。新潟の割りスープつき濃厚味噌の対極にあるラーメン。次郎長の街は味噌おでん、もつカレーと港町だからなのか濃い味が好まれる。

9.磯おろし@静岡県静岡市葵区

海苔、大根おろし、天かすなどが載った蕎麦に冷たいつゆを自分でかける。比較的全国的に広がっている。

10.志太系ラーメン@静岡県藤枝市

早朝から始まる茶業者向けに朝からラーメンを出すのと、冷やしラーメンがあり、温かいラーメンとのセットが好まれるのが特徴。藤枝を中心に志太郡域の焼津市、島田市に文化が広がる。

11.酢味噌そうめん@静岡県遠州地域

素麺に酢味噌をかけて食べる。愛知県と共通文化。

12.冷しラーメン@静岡県掛川市

大井川を渡った志太系との関連があるかはわからないけど、掛川も冷やしラーメン文化がある。

13.遠州横須賀焼きそば@静岡県掛川市横須賀

小さな城下町に根付くソース後掛けの焼きそば。

14.遠州ちゃんぽん@静岡県浜松市

沢庵を入れた遠州焼きというお好み焼きと一緒に焼きそばを焼いたもの。

15.ベトコンラーメン@岐阜県岐阜市

まるごとの大蒜と大量の野菜を唐辛子で辛く炒め、味噌味の鶏ガラスープに載せる。岐阜発祥説と愛知の一宮発祥説があり時系列的に一宮の醤油味が先だが、濃尾平野にひしめくインスパイア店は醤油と味噌を併存させている店が多く岐阜の影響も強い。

16.ころ(香露)@岐阜県多治見市

主に饂飩、更にはきしめんや蕎麦に冷たい汁をかけ、薬味を載せる。発祥は多治見だが、名古屋で定着して今は逆輸入して多治見でも根付いている。

17.冷したぬきそば@岐阜県養老郡養老町・岐阜市

冷たいつゆをかけた蕎麦に天かす、甘辛く煮た揚げ、刻み葱、山葵が載るシンプルな料理ながら、岐阜市で大人気となっている。養老町発祥といわれるけど岐阜市内の来店客考案説も。

18.パリパリ焼きそば@岐阜県郡上市郡上八幡

二度蒸しした麺を天日干しするなどしてパリパリに仕上げたソース焼きそば。固焼きそばではないので、固い部分と柔らかい部分のコントラストが楽しめる。

19.日本そば@岐阜県高山市

飛騨は蕎麦どころとして有名だけれど、飛騨の中心都市である高山ではラーメンこそが「そば」であり、わざわざ日本そばと呼ばなければ通じないという転倒が起きている。西日本でそうなのはわかるしわざわざリストアップしないけど、よりによって飛騨だぜ。

20.高山ラーメン@岐阜県高山市

低加水の縮れ麺に鰹などの和風出汁で、「日本そば」の進化系といえる。寸胴の中に直接醤油だれを入れるため時間帯によって味が全然違う。したがってそれぞれの時間帯に異なる常連客がつく。

21.神岡ラーメン@岐阜県飛騨市神岡

牛骨スープのあっさりとした中華そば。鉱山の労働者に愛されてきた味だけれども、閉山した今となっては閉店が相次いで希少種に。

22.とり鍋うどん@三重県伊勢地域

三重県に多い赤味噌味の焼肉文化のなかでとり焼を供する店に多いメニュー。こちらも味噌味だったり、醤油仕立ての時もある。

23.大矢知素麵@三重県四日市市大矢知

手延べで太くコシの強い素麵。のびにくいため温かくした煮麺にも向いている。

24.味噌焼きうどん@三重県亀山市

本来は赤味噌のホルモン焼きに饂飩玉を入れて自分で焼くスタイルだけど、近年皿に盛られた味噌焼きうどんが出てきている。

25.伊勢うどん@三重県伊勢市

コシのない太い饂飩をたまり醤油ベースの黒いつゆに絡めて食べる。ヴェトナム・ホイアンのご当地麺カオラウが由来という説がある。

26.魚そうめん@三重県度会郡南伊勢町

煮魚の煮汁に薬味を入れて、素麵のつけ汁にする。

おわりに

昨日の北陸編と同じように、静岡県は東中西で文化が異なる。日本海側では3県分立になったけど、太平洋側では静岡県が3県分を占めているというところ。

岐阜県の美濃側については尾張と文化的には同一ではあり尾張側に影響を及ぼしたものもあるけれど、冷やしたぬきそばは名古屋の人が知らない岐阜の誇りになっている。飛騨や郡上は別世界ね。

三重県は食文化的にはもう関西だし、方言も関西。ついでにインドVISAを取るときは大阪領事館管轄なので、東海圏のクライアントからVISA申請を頼まれた時は細心の注意を要する。

『ちびまる子ちゃん』で知れ渡った静岡県の駄菓子屋文化と、三重県の町焼肉といった文化が垣間見れたのも面白いかな。それに対抗する岐阜県は喫茶店文化でしょ。モーニングの発祥は岐阜という話もある。

ということで次回は愛知県を攻めていく。

先に言っておくけど、愛知以外の東海3県がまとめてかかっても愛知1県の数には勝てない。

震えて眠れ😈

それじゃあバイバイナマステ❤️暑寒煮切でしたっ✨


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