北海道のバスドライヴァー不足は何故深刻なのか
こんばんなまらステ💚Kyoskéこと厚沢部煮切(あっさぶにるぎり)だべさっ⭐️
昨日から3日間札幌出張ということで北海道の話題をしたいけれど、
その主な話題は北海道におけるバスドライヴァー不足。
もちろん全国的な話題ではあるけれど、北海道でこの話題が妙に目立つ。
それは何故なのかを考えてみたい。
まずどーして全国的にバスドライヴァーが足りなくなっているのか。
もはやどんな職業も人手不足な昨今だけれど、バスドライヴァーに関しては以下の理由がある。
①高齢化。低年収かつ労働時間が長い傾向があり、若手の成り手が少ない。
②来年からバス・トラックドライヴァーの時間外労働の規制が強化される。いわゆる2024年問題。
③パンデミックで人流が規制されたことから、バスドライヴァーの多くが職を失った。そしてそれが終わり、反動と円安で需要はパンデミック前より高まっているのに彼らが帰ってこない。
④待遇が良く、パンデミック下でも必要とされたトラックドライヴァーに転身が加速している。もっというと東日本大震災の復興特需でトラックドライヴァーへの転身が相次ぎ、ほかの職種に先駆けて人手不足が発生した経緯がある。
こんなところかなー。
⑤④を理由に2010年代前半に人手不足が発生した結果として事故が相次ぎ、ますますなり手がいなくなった。
というのもあるか。
⑤については国を挙げて安全性を高めた結果として、人手不足が加速した反面事故は減った。
また②もその対策の一環であり、短期的には人が減るけれども、長期的には職種の魅力を高めるものではある。
③についてはインバン(バス業界ではインバウンドを昔からこう呼ぶ)の稼ぎがいいらしく、最近は路線バスや日本人相手の貸切バスからインバンへの流出もある。多くの仕事で日本国内の年収が上がらないなかで海外への出稼ぎ労働が増えているけれど、考え方は同じ。
これも痛い話ではあるものの、逆をいえばインバンに負けないギャラを日本人が出せば人手を確保できる可能性がある。できんのかといえば難しいけれど。
こーした理由のなかで、北海道がとくにそうである要素はどれか。
まず①。北海道の高齢化率は3割を超え、高い。
②は全国一律の話だから除外、③は観光依存の高い北海道では尚更だった可能性が高い。
④は北海道が特にそうなのかは調べきれておらず、⑤も一律かな。
①、③が北海道特有の事情であるといえそう。
パンデミックの間、バスドライヴァーの雇用維持に役立ったのはワクチン接種と東京オリパラだった。
北海道は一応マラソンはやったし、札幌ドームもサッカーに使ったりはしたけど、そこまで恩恵も受けてない。
これによりバスドライヴァーが離れる率は全国平均より高かったのかもしれない。
これだっていう原因はわからないけど、要因は複合的なので、ひとつずつの要素が平均以上なら積み重ねですごいことになる。
兎に角、北海道のバスドライヴァー不足が相対的というより絶対的に深刻なのは間違いないわけで、
それをどーするかをこの先2〜3日使って考えていきたい。
それじゃあバイバイなまらステ💚厚沢部煮切でしたっ✨