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死に至る後遺症
こんばんナマステ💛Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
コロナ禍がほぼ落ち着き、世のなかはコロナ禍前よりも観光熱が高くなっている。
ただ、アウトバウンドは円安と原油高、それにこの期間に修学旅行・卒業旅行などのアウトバウンドの原体験を持たない人達でだいぶブレーキかかっちゃってるけどね😓
ひとまず国内旅行(イントラバウンドという言葉があるけど普及してない)やインバウンドだけにフォーカスして考えても、高い需要に対して人材不足が激しく供給が追いついていない状況がある。
ホテルスタッフの時給がどれくらいであれば適切なのかはなんとも言えない。
また、時給よりも休みが取れないことに問題があるかもしれない。
時給が半分でも友達と遊べ、恋人をつくり、家族で過ごせる方が少なくても目先は幸せじゃん。
ホテルだけでなく、空港職員とか観光施設とかみんな人手不足。
これは果たして賃上げと休暇の確保さえあれば元通りになるのか。
もちろんその度合いにもよるけど、根本的にそーじゃない。
答えは、コロナ禍で人流が消失した際彼らの首を切ったから。
世界的に見れば2001年のアメリカ同時多発テロでも多くの観光人材の首が切られたけど、この時は需要の戻りもそんなに遅くはなかった。
日本に限れば2011年の東日本大震災でもこうしたことは起きたけど、やはり戻りは福島県を除けば早かった。
世界的にはリーマンショックもそうだし、自然災害や戦乱・テロなどがあり、都度観光人材は都合よく切られている。
今回はこれが非常に長く続いたので、一時的な補償だけではなく、違う業界を体験する人も多かったはず。
最初は自分はあくまで観光人材であり、コロナ禍が終われば必ず観光の世界に戻ると思っていたかもしれない。
でも別の業界に行って仕事に慣れてきたら、
どうして国や会社は自分達を守ってくれないのか。
コロナ禍が終わって、戻ってきてとか言っても都合良すぎない❓
多分また10年後には再び観光業界に危機が起こるよ。
そこに自分が戻る必要なんてあるの❓
って思っちゃうよね。
観光って華やかなイメージあるから、就職人気自体はあったわけで、観光関連の専門学校も多い。大学の観光関連の学部学科も随分と増えた。
でもそれは、待遇が多少悪かったとしてもやり甲斐がありそうというイメージがあったからでしょ。
でも、10年毎に首を切られるような仕事にやり甲斐を見出せるのかといえばそーじゃないよね。
じゃあなんで自分はそんなところにしがみついているのかって❓
理由はふたつあって、ひとつは10年毎にクライシスが起きることを差し引いても誰よりもツーリズムが好きだってこと。
もうひとつは矛盾するようだけど、旅行業界一本足打法を取らないようにしてること。
旅行業界だけで食べていくのは絶対に無理だと思ってる。以前いた旅行会社が副業禁止だったので、経理にバレる前に退職したこともあるくらい。
例え月収1万円とかでも、それが命綱になることがあるんだよ。
いま旅行会社がコロナ禍の間に受けていたワクチン接種、PCR検査、東京オリパラ関係の不正が問題になってるけど、
旅行だけで食べていくスタンスだったから、こういう時に視野狭窄に陥るわけ。
旅行やホテルの専門学校出て、そのまま旅行会社やホテルに入ったら、まあ他に仕事を持とうとか思わないよね。
それでもこれまでは天職だと信じてやってこれたんだよ。
今回、そんな彼らを企業と国がきちんと守ってあげられたなら、幾分結果は違ったと思うけどな。
観光なんてのは調子のいい時に稼いで、調子の悪い時は休んでりゃいい仕事だと思う。仕事というより活動って言ってもいい。
つまり農業に近いわけで、それを製造業みたいな管理にしようとすること自体が間違ってるんだよ。
今のままやっていくなら、どんなクライシスが起きても国が雇用を守らなきゃいけないし、そーじゃなく水物であることを認識するなら徹底的にそーゆー制度構築をした方がいい。
このままじゃ本当に日本の観光インフラは死ぬぜ。
ちなみにこの後中国からのインバウンドが来て云々は実はそんなにインパクトないと思ってる。
何故なら、今の供給のパイを中国と中国以外で奪い合うだけだから。
それじゃあバイバイナマステ💛暑寒煮切でしたっ✨