松井山手を諦めたら洛なのにさ
こんばんナマステ💙Kyoskéこと暑寒煮切(あっさむにるぎり)だよっ⭐️
いよいよ北陸新幹線の京都駅についての案が与党整備委員会から正式に発表されたということで、
まあ事前の既報通りではあるけれど、東西案、南北案、桂川案の3ルートが候補になった。
当初小浜・京都ルートとして発表していたときは、ただ地図に線を引いただけなんだと思う。
その場合、堀川通・油小路通・第二京阪道路の地下を通っていけば松井山手に達する。京都駅に西口を設置して周辺を整備する計画に関しても、これを裏付けるものと思われていた。
でも、それをやるにはまず京都丹波高原国定公園のなかでも広大な原生林となっている芦生の森にぶつかってしまうし、京都市内でも地下水の問題が浮上。また、伏見近辺でも酒蔵に必要な地下水への懸念が起きている。
ということで芦生の森に弾かれた結果、西側に旋回することになり、国道162号線に近いルートで京都の外縁に入っていくことになり、まっすぐ降りていけばJR京都線(東海道線)の桂川駅、そのまま南下して松井山手、ということになりそう。
この桂川案に対して、やっぱり京都駅に乗り入れたいという意向もあって、Z字のルートで現在のJR駅の真下に東西方向でホームを設置する東西案、京都の市街地では東西方向に走り駅の前後で急カーヴすることで交差する南北方向でホームを設置する南北案が提示されている。
京都市街地の地下水は東西方向に走っているため、線路もなるべく東西方向に敷いた方が影響が出ないために南北案は結構無理矢理なルートになっている。
それぞれのスペックについて見ていくと、
東西案が総延長146km、工期28年、事業費3.7兆円、京都駅の在来線との乗り換え時間は11分。
南北案は総延長144km、工期25年、事業費3.9兆円、乗り換え時間は13分。
桂川案は総延長139km、工期26年、事業費3.4兆円、乗り換え時間は19分。
意外なのは南北案が桂川案より工期が短いこと。
恐らく、当初案の堀川通・油小路通案を踏襲するため、大きな通りの地下を通るためだと考えられる。南北案より乗り換え時間を多く取っているのもこの位置であることを裏付けている。
でも、JRや近鉄なら動線を工夫したら東西案と遜色は無くなるのではないかな。
現在、京都ー桂川間が6〜7分なので、19分の算出には両駅間を結ぶ在来線電車の待ち時間も含まれていると考えられる。
東西案の採用はまずない。工期・費用で不利なうえに、京都駅での乗り換え時間も南北案に工夫の余地がある。
んで残る2案を比較してみると、地下水の問題さえクリアできるのであれば、という条件付きではあるけども、南北案の方が優れていると思う。京都駅に直結できるというのはあまりに重い。
そのうえで南北案はより良くできるはず。
それはもう単純な話。
松井山手に寄るのをやめちゃえばいい。
京都駅を出て上鳥羽あたりで旋回したら、そのまんま新大阪に向かっちゃえばいい。
そーしたら建設距離は短くなり、当然費用も工期も圧縮する。東海道新幹線の真上に高架線を造れば相当安くできる。
そもそも松井山手というのは第二京阪道路の下を通ったら楽だという前提に基づくものであり、それが叶わなくなったのに固執する必要なんかどこにもない。
さっさとやめやーって感じ。
にわかな期待をさせてしまった松井山手には、新大阪からの直通特快を走らせるくらいの補償はしてあげてもいいと思うけどね。
松井山手が亡霊化する前に、毅然とした決断を与党調査委員会に求めたい。
それじゃあバイバイナマステ💙暑寒煮切でしたっ✨